おつかれさん・・・救援機乗務員 | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

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フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

政府チャーターの救援機について

ニュースをみていると

当該便のCAのことが少し分かってきた

イラストボックスより

 

乗務していたのは

パイロット2名とCA6名

ミニマム編成のクルーで飛んでいる

 

使用している機材はB-767(JA607A)

国内線用の座席配列で270席

法令では、50席に対してCA1名が必要

(250席ならCA5名でよいが、270席だと6名必要)

 

今回は搭乗者との接触をできるだけ避けたようだ

 

機内サービスはせず

 

あくまで運航の緊急事態に備えて

安全要員として乗務したもよう

 

乗務したのは

たぶん職制のベテランCA

 

こういう特別便には組合員である一般CAは

アサインしにくいはず

 

ビジネスクラスとエコノミークラスがある

通常の国際線では

食事サービスなどがあり

この編成よりは1,2名CAが多くなる

 

夜10時ごろ羽田を出発

武漢には午前2~3時ごろ到着

 

武漢までの機内は

医療関係者しかいない

特にすることはない

 

彼らとともに帰りの便に備えて

少しでも休んでおく

徹夜して朝方、羽田に戻るからだ

 

1,2便目のCAたちは

フライト中はマスクとビニール手袋着用

 

搭乗者の中に感染者がでたため

3便目のCAは武漢出発時から防護服着用

 

機内の空気は3分間に1度

ぜんぶ入れ替わる

そうはいっても感染者と同じ空間にいた

 

帰国後はCAたちも

要経過観察として2週間

通常乗務から外されるという

 

といっても職制CAは

管理業務が多いため

普段からそれほど飛んでいないはず

 

民間人CAが防護服を着用しなけれならない

異例の乗務となった

 

航空会社の飛行機は

座席配列を増やしたり減らしたりしている

またそれが可能なのだ

 

今回のCAたちには敬意を示すものの

 

このような事態の備えて

政府専用機も座席数の変更が

できるようにしておくべきだと思う

 

 

政府専用機で救出したなら

いくら運賃を請求するだろうか

 

今回は

航空会社の請求料金(往復分)が

1600万円(8万円×200人分)だったのだろうか

 

調べると、同社の3月の武漢までの

エコノミーValue運賃は往復31,000円前後

 

正規運賃だと往復160,000円

正規運賃で武漢にいく人はほとんどいない

 

最終的に8万円の運賃は不要になった

なんかおかしな話だった

 

T・K  ♂

 

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