こんにちは、4年・主務のちぐです。
まず初めに、日頃からCelesteをご支援してくださっている方々に、感謝の気持ちを述べたいと思います。誠にありがとうございます。
さて、先日行われました、リーグ第4戦・東京学芸大学との試合結果をご報告いたします。
1Q 3-2
2Q 6-1
3Q 3-2
4Q 5-1
TOTAL 17-6 WIN
11点差での勝利。結果だけを見れば快勝、と言えるかもしれません。しかし、この17点は決して余裕で得たものではなく、一人一人が「あと1点」を貪欲に狙い、死に物狂いで走り抜き、泥臭く積み重ねた結果の17点だと実感しています。
序盤から勢いを上げ、前半終了時点で6点リード。しかし相手は後半の追い上げが凄まじく、これまで何度も逆転勝ちしてきたチームです。ここで気を抜いたら終わりだ、絶対に追い越されたくない、もっと点差が欲しい、そのようなプレッシャーを誰もが感じていました。1点差で勝てばいいと頭では分かっていても、気持ちだけが焦って、いつものプレーさえもままならない。
そんななかでのタイムアウト中、れいが「絶対勝てるから」と言ってくれました。一言だけだったけれど、他の誰が言うよりも説得力があった。無理な励ましや焦りから出る虚勢ではなく、勝てるという可能性を、客観的に信じているからこそ出る言葉でした。その裏には今までやってきたことへの自信と、冷静な分析があったからだと思います(本人が聞いたら、褒めすぎだと言うかもしれないし、当然でしょと言う気もします)。その一言から勇気をもらい、最後はしっかりと自分たちらしいプレーをして勝ち切ることができました。
私はずっとベンチに立ってプレーを見守る立場でしたが、フィールドの中の熱気も、プレイヤーたちの執念も、応援席からの声援も、全て伝わって一体になっているような感覚を覚えました。
だからこそ、勝利が決まった瞬間には我を忘れるほど喜んで、さらにその想いを仲間たちと共有して、チームとして一つになれたと実感しました。このチームの一員であること、そしてこのチームを作ってきた部員の皆、コーチの方々、同期、幹部、自分を誇らしく思いました。
勝った時の嬉しさが何物にも代えがたいことも、負けた時の悔しさが言葉にできないほどであることも、私は、私達は知っています。だから、今シーズンの締めくくりとなる入れ替え戦は、絶対に勝って終わりたい。勝って一部へ昇格する。毎週毎週早起きしてきたのも、雨だろうが炎天下だろうが練習してきたのも、面倒な書類仕事をこなしてきたのも、全てはそのためだから。
ここで、私が一部校にも負けていないと思っている東大の強みを3つあげます。
ひとつは走力。炎天下の中の1時間ラントレ、相っ当キツかったと思います…(ラントレ部なんて言われてたこともあったね)。体力面で求められるレベルがどんどん上がっていくなかで、自分の記録を更新し続けてきたプレイヤー達は本当に凄いし、本番でもその成果を発揮できると信じています。
ふたつは成長性。私たちのチームは下級生主体であり、試合経験も多くはないですが、その分リーグ戦を通してどんどん成長していっていると感じます。一回の試合からできるだけ多くのことを吸収し、修正し、次に繋げることを繰り返してきました。入れ替え戦を22シーズンの集大成にできるよう、最後まで成長し続けたいと思います。
みっつはスタッフ力。スタッフでありながら強みですと申告するのはおこがましい気もしますが😂、スタッフの組織力は随一と自負しています。同期はもちろん、後輩たちみんなが頼もしい存在です。フォロー精神がとても強くて、お互いの短所を長所で補うことに長けています。なにより、全員が勝利に向けてまっすぐな熱意を持っています。代々受け継いでいる「勝心共闘」というスピリットを胸に、これからも、プレイヤーと肩を並べる存在であり続けたいです。
相手は一部という厳しい世界を生き抜いてきた、言うまでもなく強豪校です。でも、勝てるかどうかを考えるんじゃなくて、どうやって勝つかだけを考える。そのために自分には何ができるのかを考え抜き、それを最後まで実行して初めて、今年のスピリット「立役者たれ」を体現できると思います。
私が出来ること。主務として練習の運営に責任を持ち、万全の態勢で当日を迎えること。常に全体を見渡してフォローに回ること。最後まで勝利を諦めないこと。信じること。
22シーズン、昇格して終わります。
引き続き応援のほど、どうぞ宜しくお願いします。
4年 ちぐ
