国宝犬山城で驚く | tokyoarukiのブログ

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東京町歩きと読書の備忘録です。
東京の城東を中心に、歴史を学びながら歩いて・・・・・のはずが、香川県にお引越し。

突拍子もない海外ネタなど織り込みながら、高松を散策してまいります。

気まぐれかつ浅学ではありますが、
よろしくお付き合いください。

よんどころない事情があって、名古屋に立ち寄りました。駅前にほんとの丸ビルだ!(東京じゃない人のためにご説明すると、東京駅の前にある丸ビルは丸くない)

 

 

東海道新幹線には何十回と乗っているのに、意外と名古屋に降り立ったことがありませんでした。

 

 

 

 

折角だから、

先日、テレビで日本一の名城に認定された犬山城へ足を伸ばしてみました。

 

 

よくある各層が相似形の天守ではなくて、オーダーメイドの天守だと、番組の中で紹介されていました。なるほど。個性的な顔立ちです。

 

 

 

織田信長の叔父 織田信康が移築造営した現存最古の天守らしいです。

 

 

17世紀以降は尾張藩家老の成瀬家が城主となり、代々受け継いで幕末を迎え、一旦天守を除いて取り壊されて公園となります。

 

 

 

 

と、

初犬山城で、うんちくを語るのもおこがましいので、素直な素人感想だけ。

 

 

 

 

まず、天守内部に入って、、

 

 

 

どこの城もそうですが、天守の階段は相当キツい傾斜です。昔の人って、健脚なんだなぁと改めて感心。

「今」、来ておいて良かった、5年後10年後には無理かもしれない、と強く思いました。

 

 

 

犬山城そのものはあまり大きくない城ですが、木曽川の岸壁に立っており、最上階からは崖下の木曽川や対岸、遠くの山並みまで、壮大な景色が広がります。

 

 

 

 

高所恐怖症のばぁばにはちょっとクラクラする眺めでした。

 

 

▲武具の間

 

 

 

 

 

 

そして、例によって物を知らないばぁばが最も驚いたことは、、、

 

最上階「高欄の間」の歴代城主の顔写真でした。

 

えっ?!2004年まで、「城主」がいらした?

 

高欄→高覧に見えて、余計にお殿様を妄想、、、

 

 

 

なんだかお顔も仕草もお殿様っぽいよ。

 

 

 

若い方ならいざ知らず、ばぁばにとって2004年なんて昨日みたいなものなので、驚いたのなんのって。

 

 

 

 

廃藩置県で一旦公園となった犬山城ですが、明治28年(1895)、修復を条件に旧城主である成瀬家に譲渡されたそうです。

 

 

 

昭和10年(1935)に国宝に指定されるも、2004年までは個人所有の城だったと。

凄いなぁ、ヨーロッパのお城みたいだわ。

 

 

 

 

 

お城(急に"お"を付けるばぁば)を後にして、城下町を歩いてみると、なるほど、城主がいた訳がわかるような古き良き町並みが残っています。

城下の家々にも歴史を感じます。

 

 

 

 

 

 

車山蔵の横には町会長さんのお家。

(車山:犬山祭に練り出される山車)

 

 

 

歴史を後世まで大切に繋ごうという、町ぐるみの強い思いが見えてくるような、そんな印象の町並みでした。

 

(この町に育った人は絶対、ご自分の町が大好きだと思うわ。羨ましい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲犬山城の登城口に位置する

針綱神社(織田信康が手彫りの犬を奉納)と三光稲荷神社

 

 

 

 

 

名古屋に行かれたら是非、犬山へ!!