なぜ「マーチン巻き」なのか? | バンドで青春中!

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前回の私の記事の関して、tsuriken513さんがご意見を書いて下さいました。

ありがとうございます。m(__)m

 

で、tsuriken513さんへもコメントさせてもらいましたが、なぜ私がマーチン巻き(ギブソン巻きとも言う)をするようになったのか、そのキッカケなどを今回は書こうと思います。

 

その前に、前回の記事の冒頭にも書いてる通り、普通に上から下に巻く巻き方(以下、普通巻き)を私は否定してる訳ではありません。

むしろ私のギター歴の多くは普通巻きでやって来ましたし、マーチン巻きをやり始めたのはここ4年ぐらいです。

 

’90年代にギブソンのレスポールを購入した時、取説にマーチン巻きが推奨されてて(いや、そこはギブソン巻きというべき?)、その当時は私もtsuriken513さんと同様に、「そんなメンドクサイ巻き方しなくても、普通にちゃんと巻けば良いだろ」と思っていました。

 

ところが4年ほど前、ライブの演奏の最中に1弦が切れたんですね。

で、その曲が終わるまでは何とかそのまま弾いて、次の曲との間に弦を張り替えたのですが、普通巻きですと私、1弦は5~6回巻きます。

でも、それだと時間が掛かり、演奏時間の制限もあるので、3回巻けばとりあえず大丈夫だと思い、そのつもりでしたが、3回巻きの経験が少なく、また時間に追われて焦っていた事もあって、弦の余らせ方をミスって2回しか巻けなかったんです。

 

しくじったとは思いましたが、時間が無いし、あと1曲なのでそのまま弾いたのですが、2回巻きだとチョーキングのたびに弦が緩んで音程が下がるんです。

 

その時に、ギブソンの取説に書いていたあの巻き方(ギブソン巻き)なら、2回巻きでも緩む事は無いのでは?と思い、元々はライブでの弦交換の緊急対応のつもりでマーチン巻きを練習し始めたんです。

 

たしかに最初は上手く巻けずに前回の記事の写真のように緩んだようになっていましたが、慣れるとこれ、それほどメンドクサク無いんです。

要は、余った弦を反転させて挟むだけですから。

その挟むときにちょっと気を付ければ良いだけで、慣れの問題だと思うんです。

初心者の方が普通巻きでもなかなか綺麗に巻けずに苦労されることがあると思います。

もちろん、私もそうでした。

でも慣れてくるとコツが分かって綺麗に巻けるようになります。

それと同じなんですね。

 

で、マーチン巻きは慣れると、1弦や2弦もポストに2回巻けば良いので、普通巻きで5回も6回も巻くよりは私的には全然楽なんです。

前回の記事の写真で、1弦、2弦を数回巻いてる写真があり、「巻き過ぎです」と書きましたが、あれではマーチン巻きをする意味がありません。

ただあの写真の頃は、弦が切れるのを防止するために、ポストに沢山巻いた方がいいのでは?という思いがあって、あのように巻いたのですが、結果的に切れ防止にならず、今は1弦、2弦も2回巻きにしてます。

 

近年、「ロックペグ」なる便利な物があって、私も最近はライブで使うギターにはなるべくそれを取り入れていますが、ロックペグがチューニングが狂い難いのはポストに弦を巻かないからで、巻き数が多いほどチューニングの安定にも時間が掛かります。

 

ただそれも、保管や運搬の時、弦を緩めない方はあまりそれを感じられないかもしれません。

私のようにゆるゆるになるまで緩める者は、ライブ会場に着いたらなるべく早くチューニングして弦を安定させますが、その時に、沢山巻いてるほど安定に時間が掛かります。

安定したと思っても、チョーキングをしたら緩むので、12フレット辺りをぐいぐい引っ張って早く安定させようとします。

 

また、ストラトでアームを使うと、やはり巻き数が多いとチューニングが狂いやすい傾向にあります。

もちろん、個体差もありますが、私、ライブでアームを使う時、かなり激しく使う事があり、その場合、巻き数が多いとチューニングがヘロヘロになりますが、マーチン巻きで巻き数が少ない方が狂いが少ないですし、ロックペグなら尚更、特に5弦、6弦の狂いを抑えられます。

 

ただ、5弦、6弦に関しては、普通巻きでも2回巻けば良いので、アームのないギブソン系のギターなどは普通巻きにして、1~4弦のみマーチン巻きにする事もあります。

 

という訳で、私がマーチン巻きをするようになった主な理由は、前回の記事にも書いてますが、弦交換が楽だから、なんです。

一見、メンドクサそうですけどね。(≧▽≦)

で、最近はさらに楽なロックペグに移行しつつあると、何ともめんどくさがりの私らしいですね。(*^^*)

 

結局、人それぞれ、巻きやすい方法で巻いて問題が無ければどんな巻き方でも良いと思います。

 

ちなみに、私的に一番メンドクサイのは、クールソンタイプのペグです。

あれはマーチン巻きの3倍メンドクサイです。

 

で、マーチン巻きをやってみると、ストラトのアーミング時のチューニングの狂いを抑えられるなどの副次的効果に気が付いたからって理由もあり、クールソンタイプのペグだとマーチン巻きが出来ないので、私、ライブではあまり使いません。

 

あとそうそう、デジマートの実験では、マーチン巻きと普通巻きでは音が違うらしいです。

興味のある方はこちら(←ここをクリック)をご覧ください。

私は違いを試してないからか、はたまた鈍感だからなのか、音の違いは分かりません。(^^ゞ