3/31 今冬頑張った岐阜・可児の山城巡りとカード集め。 | スカイツリーの日記

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そこそこ普通のサラリーマンの日々を綴ったブログです。
名前は未来をこめ「スカイツリー」にしました。

前回(1週間ほど前)自身のブログでは、岐阜県の美濃地方南部にある、可児市内の里山に咲く「カタクリの花」の群生地を訪ねたことを残しています。

 

 

住まいから、比較的気軽に訪れることができる同市は、山城で地域や観光を盛り上げようと、以下のようなのぼりを並べて、宣伝をしている様子を、近年いくつかのスポットで見てきました。

 

(いつからこのようになったのか分かりませんが、山城への熱い思いが伝わる、可児市の公式サイトが以下となります。興味がありましたらどうぞ。)

http://kani-sengoku.jp/

 

 

 

と、言っても、知名度があるのは、国の史跡かつ続日本100名城、森蘭丸をはじめとした森一族の「美濃金山城」くらいですが・・・

 

 

 

そんな中、昨年のいつだったか忘れましたが、この市内の山城いくつかを訪ねた上、写真を撮ってきて、指定の窓口に持って行ってみせると、主に愛知や岐阜など、一部地域で配られている、公共配布カードのひとつ、「文化遺産カード」がゲットできるということを知り、こういうカードがもらえるなら、他の無名山城を訪ねるモチベーションも上がることにもなり、いつの日か頑張ってみようと思っていました。

 

(以下は、過去3年ほどで、岐阜県大垣市や愛知県犬山市などでゲットした「文化遺産カード」。カードの仕様は「ダムカード」「マンホールカード」などと似た感じ。)

 

 

 

見づらいですが、以下の可児市内の地図の、ピンクに塗られたのぼりの付いた「6つの山城」が今回のターゲット。カードがゲットできる条件は、これら山城に登れなくとも、城の近隣に行ったのが分かるところを、スマホに収めること。

 

相応広い面積の市でもあり、1日では攻略は不可ということで、1月~2月下旬の休日の延べ3回ほどを使って、車でこの市に通いました。

 

 

そんな冬の寒空の中、2ヶ月ほどかけてこつこつと訪れてきた、岐阜県可児市内の山城跡を駆け足で。(但し、歴史や地理に熟知していない者がレポしているので、その点ご容赦のほどを。)

 

1.明智長山城・・・明智光秀が生まれたとされる、岐阜県内の想定地3カ所の中でも、結構有力とされているところ。

 

 

以下、明智城址と記します。カーナビに設定の上、ごくわずかあるとされる、近隣の駐車場を目指しましたが、当然のごとく、無名なところなので見つけ出せずひと苦労。ただ、ここは、この近隣で、知らない方がいない県営のバラの公園「花フェスタ記念公園」から近いところ。

 

 

山城として残っているものが??ですが、ハイキング気分で。

 

 

15分ほどの山登りを経て、本丸跡で見つけた明智城址の石碑。

 

 

市が建てたと思われる、説明文が彫られた石碑。長年いわれはあるも、これまで、世間には殆ど相手にされていなかった山城でしょうが、来年の大河ドラマの主役は、何と言っても「明智光秀」。

 

 

そのような歴史上の有名人を、地元がほっておくわけにはいきません。また、このふもとのお寺は明智一族の墓所のようですし・・・現時点は極めて閑散な山城ですが、至る所にこんなのぼりが。ひょっとしたら、1年後は、ドラマ聖地巡礼地のひとつにでもなっているのかも??

 

 

2.久々利城(くくりじょう)・・・この市内で最も有名な「美濃金山城」から、直線距離5キロくらいにある山城。

 

 

市内でも、閑散な奥地にある山城。入山口には「イノシシ注意」の立て札が・・・ここ数ヶ月、この周辺ではイノシシの話で大騒ぎでした。もう、こうなれば、ワクチンを撒いてでも豚コレラが収まることを願うばかり・・・

 

 

曲輪、堀切、虎口・・・よく見れば確かにそういう跡が残っているように見られ、

 

 

かつ、山道も登りやすく、眺望もよいため、ここは山城に興味がある方なら楽しめるかも。

 

 

3.大森城・・・ここも美濃金山城から直線距離5キロほどにある山城。案内がよく分からず、ふもとの神社そばにあった、石碑のみを撮っただけで断念。どこの山城にも、この似たような石碑が建てられていたのですが、一見すると何だか墓石のよう(苦笑)

 

 

4.今城・・・美濃金山城からの距離については、ほぼ同じに位置するこじんまりとした山城。ここまでに記した2・3・4の「3城」、いずれも、石碑の説明によれば、この美濃金山城の城主、森可成に制圧された山城・・・という説明でした。

ただ、ここだけに限りませんが、1日あたり「本数が片手指」のコミュニティバスしかでておらず、実質車でないと接近困難?

 

 

5.土田城(どたじょう)・・・1つ前のブログに少し記したところでもありますが、織田信長の母、土田御前(どたごぜん)の生誕地らしい。

 

 

標高、距離がそれほどある山ではないのですが、たやすく登れる山ではなく、ふもとの石碑を残して撤収。ここは、愛知県にも近く、交通量の多い国道沿いにあるため、真近に行くことだけなら比較的容易。案内がある以上、今後、ある程度入山できる工夫があるといいのだけど・・・まあ、私有地かもしれませんし、その先登っても見所があるのか??ですが。

 

 

6.美濃金山城(みのかねやまじょう)・・・国の史跡かつ、続日本100名城。過去に何度か訪れたことがあり、今回はここまでの5城訪問の後に入山しました。ゆかりの森蘭丸ののぼりが凛々しく描かれています。

 

 

約1年前に、「続日本100名城スタンプ」を押しに山のふもとまでは訪ねていますが、石垣の残る山の頂きまで行ったのは数年ぶり。

 

 

訪れたのは2月下旬の休日ですが、ちらほらと人が訪れていたのが印象的。以前は、他の5城同様、「超閑散」としていたところですが。

 

 

山の頂の本丸跡。確か数年前に訪れた時は、ここに神社っぽい小さな木造建屋が建っていた記憶が。多くの人々に「山城」として見ていただくにあたり、近年、移設・撤去されたとかなのでしょう・・・

 

 

なくなっていたと思われるのは、多分この建屋(数年前、全く同地で撮影)

 

 

これで今冬目標としていた、岐阜県可児市の6山城を、(攻城しきれたとはいいませんが)訪問することができました。

 

 

そして、美濃金山城の、城山ふもとにある、「可児市戦国山城ミュージアム」の受付窓口で、ここまで訪れた山城6か所のスマホ撮影画像を見せたところ・・・

 

 

待望の、岐阜県可児市版「文化遺産カード」6種類をコンプリート・ゲットすることができました!

 

 

ここまでの話は、約1ヶ月前の事、用意されたカードは、各種類限定300枚だったらしく、こと、美濃金山城の「文化遺産カード」については、今は残っているかは分かりません。他の山城のカードは、場所柄、簡単になくならないでしょうが(笑)

 

これから、気候が穏やかになり、また、お出かけと、それに付随したカードやスタンプ集めに適した時期になってくるかと思います。こと、今年の元号代わりの連休が、カレンダー通りに取得できそうな見込みとなり、何らかの形で上手く使えないかと、画策中です。