なんのこっちゃというタイトルですが、これのこと。旧永田町小学校横の歩道にあったものです。東京駅の近くにもあったのですが再開発で失われました。
国会図書館のデジタルライブラリーに収蔵されている「大東京市民の常識」によると「通信、電話線の地下に埋設しあるの目標」とあります。
この「目標」について技術的な説明を見つけました。
電子情報通信学会のバーチャル図書館に収蔵されている通信工學通俗叢書の線路編第五巻地中線路(昭和八年発行)の32~35ページにその説明がありました。ケーブルをマンホールなどは設けずに地中で接続する際に、その接続部を覆う管のことをスリーブ管といい、その埋設個所を示す「目標」がこの〒マークの金物のようです。
マンホールとハンドホールの違いの説明や〒蓋の図などもある魅惑的な書籍でした。