前回記事の丸蓋と並んでこちらもぜひ見たかった角蓋。下水人孔と右書きで入っています。
二枚組で四隅に市章が入るこのパターン。西日本各地にあるようですが、今まで見たことがあるのはすべて量水器で下水道に使われているものはこれが初めてです。
量水器の例をいくつか挙げてみます。順に京都、大阪、姫路。
大分に戻ると、例によって(?)左右が反対の蓋も。こういうのって置くときに気持ち悪くないのでしょうかね。ずいぶん埃っぽいですが、撮影時、この小道は工事中でした。隣の同系の蓋の上でコンクリートを練っていたようでしたし、いずれ近いうちに撤去されてしまうかもしれません。
この二枚組の下水人孔角蓋は大分港近くのごく限られた地域に集中して存在していましたが、大分駅西付近にこんなつるつるの縁石付きの蓋がありました。一枚ものですが、穴の並びが二枚組下水人孔角蓋とそっくりなので、これももしかしたら右書きで下水人孔と書かれていたのではないかと想像しています。