このブログには何度か登場しますが、マンホールの蓋の代表的な模様にJIS型、いわゆる東京市型というものがあります。中央に自治体章などがあって、その周りに8個の穴、さらに外側に14個の穴が同心円に沿って並び、穴から外側の円に向かって線が伸びているというものです。(穴の代わりに塗りつぶしたような円の場合もある。)
福井市にはこれの系統ながら少し違う蓋がありました。同心円状に並ぶ部屋の数を内側から数えるいつもの構造式で表してみます。(JIS型は8/16-14-28)
(構造式の見方は→異体JIS型下水道マンホール蓋 構造式)
6/12-12/24 (文字が入っているために入らなかった線はあるものとして数えます。)
JIS型から内側も外側も穴を二つずつ減らした広島あたりに多いパターンです。(広島市型マンホール蓋? 内側6分割外側12分割)
上の蓋と比べると穴の開いている位置と市章が22.5度ずれています。そのために「福井市下水道」の6文字も傾いてしまっています。
4/8-8/16
さらに穴(●)を2つずつ減らした大胆なデザイン。今回初めて見ました。しかも「泥吐室」に「消火栓」いずれも水道の蓋でした。