林丈二氏からの戴きもの その3 福島県の古蓋 | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

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マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

喜多方市の蓋を2枚、会津若松市の蓋を1枚いただきました。

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「昭和二十八年度竣功」(1996年撮影) 
中央の水の文字の周りはちきページさんの市町村章ページによると喜多方市の二代前の市章だそうです。「キタカタ」と読み取れますね。面白い。ただ、喜多方市の市制施行は昭和29年なので、喜多方町章ということになるのでしょうか?
「水」とあるので水道の蓋だと思うのですが、同市のHP によると、市の中心部の喜多方地区の給水開始は昭和40年代とのこと。熱塩加納地区の認可は昭和28年だそうですが、この地区は当時は熱塩加納村で、喜多方市(町)に吸収されてはいなかったとのこと。いったい、この竣功は何を意味しているのでしょうね。
この蓋は「後日行ったときにはなかったように思います。」とのこと、残念です。他にも残っているでしょうか?



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もうひとつ年号入りの蓋。(1996年撮影)
時代は遡って昭和三年。この地方にとっては特に大事な”戊辰”の年。60年前の戊辰戦争を忘れないようにでしょうね?
これも撮影場所は喜多方市内とのことですが、「新仲町」というのが現在のどこにあたるのか良くわかりませんでした。



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こちらはおそらく下水道の蓋だろうとのことです。 なんとも味がありますね。
会津若松市にて。(2006年撮影)
同市の下水道の沿革は不明ですが、水道は大正15年着工とのこと。古蓋探しのターゲットには良さそうな街です。この蓋も7年前にはあったのですから、まだあるかもしれませんね。