鎌倉で世界遺産的マンホール探し? | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

残念ながら、世界遺産は「不登録」となった鎌倉市。「武家の古都」という割に、社寺が中心でどの辺が武家文化か分かりにくかったとか? 「不登録」というのは決定先送りではなく「もう二度と推薦してくるな!」ということらしいですね。キビシー!
ただ、人出はすごいので観光目当てならこれ以上のお墨付きは不要かも?
                          
そんな鎌倉で有名なマンホールの蓋といえばこの三つでしょうか?
                          
 旧鎌倉町の町章もしくは鎌倉市の旧市章のついた蓋。
 
                          
  OGCロゴの入った大船田園都市の名残ともいわれる蓋。(出典:駅からマンホールさんの記事
 
                          
 そして鎌倉駅前のちょっと豪華なデザイン蓋。樹脂が剥がれてきているのが残念です。もっと状態の良い蓋もあるのかな?


水道は県内他都市と共通の神奈川県営水道の管轄内なので期待ができませんが、せっかくの古都ですから、他にも何かあるかも? というわけで、出かけてみました。
川崎市の古めの下水道蓋(参照記事)に似た裏JISタイプの防火水槽蓋。把手付きでかなり凸面になった蓋です。

中心を2重で囲む円の列のうち、内側の円の周りから外側に放射状に延びる線の無い異体JIS蓋。

こちらの蓋と比べると分かりやすいかな?

                          
手鞠地紋の大型の蓋も。

                          
↑三つの蓋は中央に「鎌」の文字がありました。
一方で、市章のついた蓋も結構あります。
 

                          
コンクリートに刻むということでやや簡略したのでしょうか?こんなのも。

                          
 「鎌」印と市章の使い分けは何でしょう? 源氏ゆかりの市章を下水に使うのはどうも。。。ということで下水道の蓋だけ「鎌」マークになっているのでしょうか? 防火貯水槽と基準点の蓋を除いて、この記事に取り上げた市章蓋は目的が書いてないので下水道関係を含んでいないかどうか不明ですが。。。
                          
結局のところ、これは! という蓋にはめぐり合えなかったのですが、最後にちょっとだけ嬉しい蓋がありました。
                          
逓信省二枚組鉄角蓋。

                          
そしておしゃれなタイル蓋。

                          
ポツポツと面白いものもありますが、路上文化遺産が豊富とは言い難いかな? 
いやいや、そう結論付けるのは早いでしょう。                    


そんなわけで → 鎌倉の横須賀水道 旧海軍蓋