まずは大正末期に暗渠化した悪水路の一つ、笈瀬川(おいせがわ)沿いを歩きます。歩き始めでずらりと並んだ角蓋を見つけました。確かにこの下になにか大規模なものがあります。
ここにも。
今度の蓋にははっきりと「下水」の表示。確かに下水道があるようです。
アメンボ蓋になる前の名古屋の下水蓋には、穴が20個のものと4個のものと一つも開いてないものがあります。穴なしのものは新しそうですが、20個のと4個のものは時期が違うのか、目的が違うのか、単にメーカーの違いか、どうなんでしょう?
穴が19個で鍵というかひねって開ける”つまみ”のようなものが付いた蓋もありました。
中が覗ける蓋も。
そして、80cm級の大蓋(定規の長さは約31㎝)。
メートル級は見つかりませんでしたが。
結局めぼしい蓋はなく、下水道科学館にたどり着きました。
前回来たときは休館日で立ち入れずによく見えなかった野外展示の「下水」蓋。
戦後の復興用に使われた蓋だとか。こんな蓋の実物に会えたら嬉しいだろうな。
淀んだ堀川に(多分)処理水を散水中。(見えにくいですが青いパイプ状のものからシャワーのように出ています。
予定していた三郷悪水を飛ばして、次は大幸幹線をめざします。
それぞれの下水幹線の興味深い歴史はこちら→三郷悪水
、大幸幹線
途中、城東町あたりの細い路地を縫うように行ったり来たりしてみましたが、目的のものは見つかりません。路地といってもとてもまっすぐで、普通のマンホール蓋が規則的におかれています。(丁字路のところ等)。名古屋の都市計画はきっちりしています。
志賀本通駅の近くに妙なものが...
ガス関係の装置らしい。「整圧器」
配管内のガスの圧力が高くなりすぎたらここから大気中に逃がしたりするのだろうか?
とかく碁盤の目に整備された名古屋市街地を南東方向へ斜めに走る大幸幹線上を歩き大曽根駅まで。
とにかくだだっ広い道が続きます。Googleのストリートビューでなんとなく外蝶番の小蓋に見えた蓋は燈孔とは似ても似つかぬ仕切弁蓋。
そしてそこから西へ折り返し徐々に南下。。。下水管工事が着々と進んでいる町を彷徨います。
古い建物が残るという白壁町・主税町・撞木町あたりもウロウロ。なんか建物の写真を撮る余裕がなかったなあ。こっちでも見てください→
白壁町・主税町・撞木町の町並み
撮った写真はせいぜい「防火水槽」の蓋くらい...
歩きだしてから既に4時間以上が経過... 熱田のポンプ場の近くにGoogle Mapの航空写真で見つけた大きな角蓋を日暮れまでに見たいので久屋大通駅から地下鉄に乗って少しショートカットすることにしました。
名古屋で燈孔探し再挑戦 その3(達成編)へ続く