すずめ@鳩ヶ谷 | 東京ホルモンズの中身のある話

東京ホルモンズの中身のある話

どっちかっていうと魚だね

東京ホルモンズの中身のある話-horumons.01

 

我々東京ホルモンズは、最近顔面が臭うB食家集団である。

 

 

すずめ@鳩ヶ谷の話。

 

 

 

亀有亡き今

ベキと小ジャイアンを連れてこれるすし屋は

ココだけとなってしまいました。

 

あと二、三年もすれば

大人しく座ってられる様になるんですかね?

 

小ジャイアンと三人ですし屋のカウンターに座れる日を

今から楽しみにしています。

 

 

さて今日は懐かしい写真が出てきたので

思い出話を少しお話しするとします。

 

 

ずいぶん昔

ベキが今より10キロも痩せていた頃

この人 とベキと三人で
浅草のあるすし屋で食事をしました。

 

 

私とKIDは仕事の話で大盛り上がり。
  

 

会話について来れないベキ子は

メバルの煮付けを

ひとり黙々と食べていました。

  

 

そんな彼女には見向きもせず

私とKIDは話がエキサイトしまくりました。
  

 

するとベキが申し訳なさそうに

話を割ってきました。

  

 

「あのー、お忙しいところ申し訳ありませんが

ノドに骨が刺さっちゃったみたいなんです。」
  

 

子供じゃないんだから自分で何とかしなさいよ。

と、言いかけましたが

それじゃコッチも大人げないし

若干涙目だったので

「シャリだけもらってやるから噛まずに飲んどけ。」 

と指示を出しました。
   

 

しばらくして

案の定また話を割ってきました。

「あのー、度々すみません。

やっぱり取れないみたいなんですが。」

 

どーやらさっき貰ったシャリは全て飲みこんだようです。

KIDと色々相談した結果

「酢飯だからダメなんだろう。」

という結論に至り

今度は白飯を頼むことにしました。

 

あいにくここはすし屋です。

米の類は全て酢飯にしてあります。

でも当時週一で通っていた店だったので

相談してみたら二つ返事で

ご飯を炊いてくれる事になりました。

  

 

「よかったーね。

ご飯炊いてくれるってさ!」

 

ベキを励ましまた仕事の話に戻ります。

時折ベキの方を見ると

化粧鏡を取りだし

人目を気にする事なく

大きな口を開けて骨の居所を探していました。

 

ま、静かだからほっとくか。


と、しばらく相手にしていなかったら

炊きたての白飯が到着しました。

  

 

「ほーら炊き立てのご飯だよー。

噛まずに飲みこむんだよー。」

 

と、あとは勝手にヨロシク的に

また会話に戻ります。

  

 

やはり気になり横目で見ると

猫舌のベキ子さん

湯気が上がる白飯と格闘中でした。

いよいよ本格的に泣いています。

 

さすがに可哀想になってきたので

「大丈夫?もっと白飯貰おうか?」

と話しかけると

 

この一言でキレたようです。

 

「お米ばっかり

こんなに食べられないよー!」

  

 

確かにそうです。

すでに茶碗にして二膳は飲みこんでます。

これ以上はマズイとようやく察し

話を切り上げて帰宅する事にしました。

 

骨が刺さった痛みより

お腹がはち切れそうな苦しみの方が辛そうだったので

さっさと床につかせます。
  

 

そして深夜2時。

 

 

ベキが私の肩を揺すって言いました。

 

 

「あのー、喉に骨が刺さって痛いんです。」
  

 

こんな時間にワザワザ起こすんだから

こりゃーよっぽど痛いんだなと

この時点でようやく事に重大さに気づき
  

 

当時は稲荷町に住んでいたので

徒歩で永寿病院に向かいました。
  

 

夜間受付をのぞくと係の方が

「どうされましたか?」

と優しく聞いてきてくれました。

 

「実は、骨がささって・・・」

申し訳なくて小声になってしまうと

 

「え?ドコの骨がどちらに刺さったんですか??」

 

「○○さん、整形の先生今晩宿直かしら??」

 

どーやら一大事になってしまったようなので

勇気を出して大きな声で再度申し上げました。

 

「魚の骨が刺さってしまいました!」
  

超激恥ずかしかったです。

 

そしてこの病院には

魚の骨をとる専門の先生が当直していないらしく

ご丁寧に周辺の病院を当ってくれました。

 

「永寿病院の○○です。魚の骨が刺さった患者さんが・・・」

「永寿病院の○○です。魚の骨が刺さった患者さんが・・・」

「永寿病院の○○です。魚の骨が刺さった患者さんが・・・」

 

三件目にしてようやく

魚の骨をとる名医が宿直でいらっしゃる病院が見つかったらしく

その親切な看護師さんがココへ行きなさいと

住所と病院名を書いたメモを渡してくれました。

 

 

へ?東大病院??
 

魚の骨とるだけで

最高峰の病院とは・・・。

 

ま、仕方ないのでタクシーで東大病院へ向かい

夜間受付に問い合わせると

「あー魚の骨の方ね。聞いてますよー。」と軽ーい感じ。

 

ささーっと診察室に通され

ちゃちゃーっとヌイてもらい

あっという間に戻ってきたベキ子さん。

 

先生があとから出てきて

病状?説明をしてくれました。

 

先生は開口一番

 

 

「あの魚なに?」

 

相当デッカイ骨が刺さっていたそうで

「あんな太い骨を飲み込んでしまった人初めてです。」

と褒めてくださいました。

   

  

写真は東大病院のロビーです。




東京ホルモンズの中身のある話-東京ホルモンズ

 

あの日からベキはメバルをクチにしておりません。てか大人が魚の骨って。。。

  

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 ブロぐるめ




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店名 すずめ

場所 鳩ヶ谷

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すゞめ寿司 / 新井宿駅鳩ケ谷駅
夜総合点★★★★ 4.5