「東京軍鶏」で、軍鶏の弾力性を味わい
ました。今度は、ブランド鶏の代名詞、
「名古屋コーチン」と「比内鶏」を同時
に水炊きで味わおう、という趣旨。
では、おなじみのお誘いの口上。
神田（最寄駅は、銀座線：末広町）にね、
予約困難な鶏専門店があるんだ。
お昼の親子丼が有名で、上親子丼は、
「名古屋コーチン」と「比内鶏
（秋田）」をトロトロ卵で閉じた、
というか、卵がほとんど固まらないトロ
トロ卵かけごはんみたいな親子丼。
ランチの時間は、開店時間の11時30分前
から行列必至。名前は「鳥つね自然洞」。
夜も、同じ親子丼（昼より高めのお値
段）もあるし、なにより、ここの鳥鍋
（水炊き）が有名で美味しいんだ。
そう、「名古屋コーチン」と「比内鶏」
の2種類の胸肉やハツ（心臓）、レバー
を食べられて、それぞれの食感を楽し
めるんだ。
最後は、お約束の雑炊で〆るのさ。
そう、コラーゲンたっぷりだよ。
さて、予約は必ず事前にしよう。
冬は、連日満席で、予約当日の午前中
に、わざわざ、店から予約確認の電話
が掛かってくる。また、2人だと、1階
のカウンター席になる確率が高い。カ
ウンターで、鳥鍋？と思うかもしれな
いけれど、それはそれで、カウンター
越しに大将や店員さんに話しかけたり
して、リラックスできる。
さて、待ち合わせは末広町、駅改札で
待ち合わせて、お店に行こう。徒歩、
3分。
店の前には、「本日満席」の貼紙。
お店は、決して広くないが、まあ、良
しとしよう。2階は、座敷で、接待
利用も多い。
「水炊き」のコースは、6900円が一番
お安く、かつ、お勧め。その心は、や
はり、彼女と2人で、「親子丼」も食べ
たいから。数千円高いコースは、鳥刺
しや焼き物が追加されるので、それら
を食べたら、お腹パンパンで、とても
「親子丼」までは、食べられないから
さ。
まず、鳥真薯（鶏肉と野菜を混ぜて揚
げたもの）、シイタケ、鶏の胸肉が出
てくる。程なくして鍋が運ばれてくる。
肉は、上述の通り、「名古屋コーチン」
と「比内鶏」の胸肉、内臓系、めずら
しい、ふくらはぎ等。それぞれの食感
の違いを味わいつつ、食べてほしい。
肉からは、上質そうな脂が出汁に溶け
だしている。そして、野菜（それぞれ、
原木栽培のシイタケ、千住ネギ、どこ
そこの玉ねぎとか、詳しく教えてくれ
る）が投入され、最後は、名古屋コー
チンと比内鶏の合わせた鶏団子。鶏団
子は、中までよく火を通して頂こう。
親子丼は、早めに頼んでおこう。最後に
に食べる旨を伝えて。「小親子丼」も
ある。普通サイズを2人で分けてもいい
かな。
一通り、具を食べ終わったら、雑炊だ。
スープを継ぎ足し、スープの味見。既
に、塩味がついており、ご飯、そして卵
を溶き入れる。その卵は、「兵庫の卵」
だそう。
そして、コラーゲンたっぷりの雑炊を
お新香で頂く。
さて、最後に、「親子丼」。
最後に回しかけられた卵は半熟というか、
トロトロ状態。でも、熱いうちに、ハフ
ハフ言いながら、食べよう。「名古屋
コーチン」と「比内鶏」それぞれの歯ご
たえ（弾力）を感じながら。
さあ、これで、お腹は大満足。
火照った体に、冬の夜風が気持ちいい。
通りに出て、タクシーを拾おう。
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