大人の東京デート読本 File 11 冬の鍋シリーズ4 | wonder_harleyのブログ

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大人の東京デートシナリオを記載しています。
お気軽にコメント下さい。

冬の鍋シリーズも、

①ふぐ
②東京軍鶏
③鮟鱇鍋

と「昭和な空間」が続いたので、ここで、変化
をつけて、ちょっとおしゃれなお店でおしゃれ
な鍋を食べに行かない?

場所は、白金台。鍋は、牛鍋。

今までの昭和レトロとは違って、外苑西通りか
らちょっと入った所にある、お忍び1軒屋のお
店なんだ。牛鍋はね、すき焼きでもない、でも、
極上の和牛を美味しく食べさせる鍋なんだ。

お誘いの口上は、これ位にして、後は、彼女
の想像力に任せよう。


さて、白金(しろかね)台の駅は待ち合わせ
場所があまりない。でも、1軒だけ、こじん
まりした心地よい喫茶店がある。「白金台
ぶどうの樹」。筆者が学生の頃は、スタバも
タリーズも、ドトールもなく、こういった、
個人経営の心地よい喫茶店がどこの街にもあ
りましたが、そんな雰囲気を残す、喫茶店。
こんなところで、待ち合わせるも、
20代の彼女には、新鮮に感じるかもしれない。

喫茶店を出て、外苑西通り(通称プラチナ通
り)をゆっくり歩いて、いつも混んでる、
白金3蕎麦屋のひとつ、「利庵」の前を通り
すぎ、通りを左に外れた、住宅街にひっそり、
でも、雰囲気をもったエントランスをたたえ
る1軒屋がある。

何でも、築80年。もちろんリノベーションは
してあるが、往時の面影を残しつつ、品のあ
る家屋。名前は、「牛鍋アイロン」。そこの
ドアは、通常、ロックが掛かっている。イン
ターフォンで、予約している旨を告げると、
オートロックが解除されて、中に入ることが
できる。中庭の石が敷き詰められた小路を通っ
て、建物の中に入る。桜の季節であれば、
中庭にある1本桜が、君たちを迎えてくれる
だろう。

2階に通され、照明が暗めの、テーブル席に案
内される。カーテンで仕切られた半個室の
テーブル席だ。完全個室だと、場合によっては、
2人っきりで重苦しい雰囲気になったりするが、
この半個室は、ちょうどいい感じでリラックス
るできる。

さて、迷わず、「牛鍋」を頼もう。というか、
実は、メインメニューは、「牛鍋」のみ!

鍋と牛肉、野菜が運ばれてくる。
白味噌ベースの上品なスープの香りが、食欲を
そそる。飲み物は、赤ワインを合わせてもおし
ゃれ。

綺麗にサシが入ったしゃぶしゃぶ用の黒毛牛肉
と野菜類を頂く。肉は、しゃぶしゃぶと同様、
白味噌ベースのスープに、軽く、しゃぶしゃぶ
して頂く。旨い。黒毛和牛の脂が白味噌ベース
のスープにコクをもたらし、野菜も美味しく食
べられる。肉の量は少なめなので、彼女の様子
をみて、さっと、「2皿目」のお肉を注文しよう。

〆は、なんと、極太うどん。こんなの見たこと
ない。きしめんを太く大きくした様なうどんで、
これも、彼女の好奇心をそそる。もちもちのう
どんを白味噌スープで軽く煮込んで頂こう。


さて、お腹いっぱい。
白味噌仕立てのスープは、おいしいけれど、
ちょっと、喉が渇く。では、2件目ですね。

でも、ここは、「2軒目は、どこに行こう?」

なんて心配は無用。

そう、ここの1階は、なんと「Mercer Lounge」
というバーなのだ。
かなり照明が落とされた部屋に、座り心地の
いいソファー席が、レイアウトされている。
カウンターはない。彼女と向かい合わせに
座るのもいいが、スキンシップをするなら、
断然、隣りに座るのがいい。

店員も気を利かせているのか、必要最小限
のサービスで、頻繁に店内を歩かない。
そして、こんなにいいバーなのに、そんなに
混んでいないのもここの不思議な魅力。

甘いものは、焼酎プリンとかチョコレート。
それに、彼女には、杏子とかの果実酒を。

彼女の隣に座り、会話のはずみを装って、
彼女の太腿を軽く叩いたり、手を添えた
ままにしたり、そんなことが、割と許され
る薄暗い照明と混んでいない店内なのだ。

そして、最後は、酔い覚ましに、「京都 
宇治茶」を頼もう。急須で出されるので、
洒落たな湯呑が2つついてくる。さすが
に家で飲む煎茶とは違い、上品な香りと
味。

「そうだね。今度は、京都に行って、
このお茶の飲もうか?」

と彼女を誘うのもいいかもね。

季節はいつがいいかな?





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