ただ、「さより」は居酒屋なので、スウィーツ
は、おいてないし、鮟鱇鍋は美味しいけれど、
やっぱり、お口直しに甘いものが欲しくなる。
さて、この後の展開としては、勝どき駅に戻り
ついでに、フグの回で紹介した、隅田川沿いの
歩道に入り、「東京タワー」を見て、うっとり、
そしてチュー。
その後、道路を渡って、隅田川沿いのデニーズ
で、デザートというのも鉄板のパターンだね。
だけど、今回は、もう一つのパターンを紹介し
よう。
『おいしい昭和の居酒屋』から『煌めく東京
タワーが見える高層階のBar』へワープ。
タクシーを拾って、『汐留シティセンター』を
告げる。
やはり、ここは、タクシーが一番。電車での移
動は、盛り上がった気持ちに水を差すことに。
それに、夜のタクシーで、２人で移動する、と
いうのは、やはり、少なくとも、「友達以上」
であることは、明らかだよね。まあ、「恋人未
満」かもしれないけれど。
さて、41階へ。このビルはホテルは入っていな
いので、彼女に余計な心配（期待？）をさせな
くて済む。でもね、このエレベータは、チャン
ス。地上階から一気に41階へ。もし、2人きり
になれたら、これは、今流行の、『壁ドン』の
チャンスだ。まあ、これは、帰りのエレベータ
の方が成功確率は高いですね。なにせ、これか
ら、夜景のきれいなバーで、彼女と２人で濃密
な時間を過ごす訳だから。
Barの名前は、Majestic。
41階がレストランフロア、Barは、お店の中の
階段を上がって、42階にある。東京タワーを
含む夜景が綺麗なだけあて、夜景料として、
一人当たり￥1500のチャージがかかるのは、
まあ、仕方ないかな。
空いてれば、東京タワーが見える窓際の席へ
案内してくれる。もし、空いてなければ、し
ばらく、カウンターで過ごし（窓に背を向け
て座るので、夜景は見えない）、空いたら、
窓際の席に移ることもできるので、事前に、
伝えておこう。
カクテルは、多少は事前に、勉強しておくこと
に越したことはない。そして、多少の知識と、
それをベースに、例えば、今の彼女に最適な
カクテルをアドバイスしてもらってもいいし、
こちらから、カクテルのベースのリキュール
を指定して、「こんな感じのカクテル」でき
ますか？なんてやり取りをするのも楽しい。
喉が渇いていたので、また、鍋と雑炊でまだ、
体もホテッっているので、フローズンストロ
ベリーダイキリを彼女に勧めるのもよし、飲
みやすい、フレッシュフルーツを使ったカク
テルを、お店の人に提案してもらってもよし。
彼女は、それを聞き、「この人は、多少は遊
びなれているみたいだけれど、とても、
gentlemanで、私のために、美味しいカクテル
を頼んでくれている。この人に任せておいて、
外れはないわ」と思ってくれれば、よし。
いつかは、彼女も「体を任せて」くれるかも
しれない。なんて。
さあ、夜景が嫌いな女子はいない。
後は、照明が暗いBarの窓際に座り、東京タワー
を借景に、君は彼女を口説けばいい。
帰りのエレベータでの『壁ドン』の成功を祈
る！
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