しんでもらえたかな。1回目のイル・パッチョコーネ、デートに慣
れない二人がリラックスできるカジュアルさ、そして、2回目の
ドン・チッチョ、カジュアルだけど雰囲気上質、とレベルが上がっ
てきたのがわかるかな。
そして、2件目も、1回目の、まるで、パリの裏路地にある様
なレトロなカフェ、レ・ジュグルニエ。2回目は、教会と新宿の
夜景がきれいなオープンテラスのBar、Two Roomsと、その時
の雰囲気、気分で使い分けられるように紹介したつもりだ。
さて、3回目は、時節柄、最適な青山界隈のイタリアン3件
目を紹介しよう。待ち合わせは、銀座線:外苑前。出口1
から出てすぐのスタバ。ここのスタバは、非常に狭い。そして、
青山通りに向かって大きなガラス窓。お客は、場所柄、若い、
比較的いい女が多い。だから、君が遅れていくと、まるで、ア
ムステルダムの飾り窓の様な錯覚を一瞬覚えながら、それで
も、何人かの女子の中から、最愛の彼女が目に留まるはず。
万が一、彼女よりいい女がいても、一瞥もくれずに、彼女を
見ることだ、いいね。
さて、そこから、銀杏並木で有名な神宮外苑に向かって歩
こう。今日のイタリアンは、銀杏並木をちょっと入った所にある
「キハチ」だ。
もともとは、この場所にあったのは、「セラン」というイタリアン。
僕は、セラン時代に何回かお邪魔した。そして、同じ平松
グループながら、昨年、「キハチ」として、リニューアルオープン。
テラス席と、大人数対応可能なオープンな1階席、そして、
カップル用の2階席といった感じで、セラン時代から変わった
のは、オープンキッチン方式をとっていること。好みであれば、
なるべく、2階のキッチン側の席を選ぼう。活気が伝わってき
て、その臨場感が、絶好のスパイスになること間違いなし。
そして、セラン時代は、「イタリアン」とう謳っていたが、現在は、
料理はイタリアンをベースにしたコスモポリタンというコンセプト
だそうで、まあ、イタリアンと思っていれば、いいだろう。イル・
パッチョコーネやドン・チィッチョと同じノリでオーダーすればいい。
また、もし、休日ブランチデートが可能なら、この時期、そう、
銀杏が黄色に染まる時期は、休日ブランチデートもあり。た
だ、当然ながら、テラス席の予約が難しいのと、銀杏並木を
見に来る人が多すぎるので、賑やかになる。僕は新緑の頃
のブランチデートが落ち着いて好きかな。
さて、コース料理によっては、デザートには、ドルチェワゴンが
ついてくる。これは秀逸。そう、色々なデザートが乗ったワゴン
から、好みのデザートをいくらでも取り分けてくれる。だから、
事前に彼女にそのことを伝えておいた方がいいね。いくら、
デザートは「別腹」と言ってもね。
さあ、お腹一杯。
オープンキッチンの臨場感をスパイスに、美味しい料理と好き
なだけ選べるドルチェで、彼女は幸せ気分。
じゃあ、「腹ごなしに、ちょっと、歩こうよ」と、店を出て、銀杏
並木を、絵画館方面に歩こう。この風景は、日本離れして
いて、遠くにライトアップされている絵画館、天に伸びている、
この時期の真っ黄色な銀杏の葉っぱ(どれも、同じ高さに
揃ってる!)を見ながら、食後のお散歩に最適だ。但し、
上ばかり見て、首を痛めないようにね。
ちょっと歩くと、左手に「シェアード」というカフェもある。ここも、
オープンテラスがあり、この時期だと、ちゃんと、ストーブがあり、
ブランケットも貸してくれる。今日は、素通りでも、青山・外苑
界隈の2件目として覚えておいて損はない。
絵画館まではさすがに遠いので、折り返して、青山通り方面
に戻ろう。こちらは、店もない。仮眠をとってるタクシーが止まって
いる程度なので、ここで、彼女の手を握ろう。これで、拒否され
たら、君に未来はない、だろう。
さて、次回からは、「大人の東京デート読本 冬シリーズ」を
数回に渡りお届けしよう。冬は、魚がおいしくなる季節。そして、
鍋。イタリアンのあとは、和食の世界へ彼女を誘おう。
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