今まで大都会PartⅢ~西部警察で黒パト・白パト、ある時は犯人車として活躍してきた330系セドグロは好みの車のため今まで撮影した写真を紹介して来ましたが、Twitterで後期330セドリックの写真を投稿された方がいてコメントを入れたところ癪に障る返信をされたので、今まで撮影した330系セドグロのセダン顔のマイナーチェンジ前後、各種グレードの写真と比較紹介してみます。
(ハードトップは…すいません詳しくない上、セダン顔の方が好みなもので)
1975年6月~1979年6月にかけて製造された330系セドグロは製造された時期が排出ガス規制が頻繁に実施されたため、エンジン系統が登場時に排出ガス浄化装置(NAPS)を搭載した昭和50年排出ガス規制対応(330型)からはじまり、昭和51年(1976年)排出ガス規制対応タイプ(1976年6月~、LPG車は1976年11月~・331型)、 昭和53年(1978年)排出ガス規制対応タイプ(1978年11月~・332型)と3回も規制対応のために改良されています。(ディーゼル車とバンは規制が別のため異なります)
外観の変化は1977年6月にマイナーチェンジによりライトやグリル形状等各種部品の変更に、最高級グレード「ブロアム」がセダンとハードトップに追加されてます。
1976年6月~1978年10月まで製造された331型は製造時期によってマイナーチェンジ前後両方の仕様が存在することになります。
(ここではマイナーチェンジ前が前期型、後を後期型とします。)
前期型のセドグロを同じ黒色の車体で並べてみました
共に2017年9月24日に西武園ゆうえんち駐車場で開催された昭和の車を守る集いにて撮影した前期330セドリックセダン SGLと330グロリアセダン SGLE。
同色でほぼ同じグレードのセドグロが同一の敷地にいました。
目立つ違いはグリル形状がセドリックは格子状に対し、グロリアは十文字状という違いですが、ボンネット真ん中のエンブレムも当然セドグロで異なっておりグロリアは鶴がモチーフになっています。
(グロリアの写真はこちらで紹介した写真を再掲)
後ろから撮影。
セドリックは2018年1月28日、青海第二臨時駐車場で、グロリアは2017年9月24日に西武園ゆうえんち駐車場で開催された昭和の車を守る集いにて撮影。
セドリックのトランクには排出ガス浄化装置である「NAPS」プレートが付いています。
前期型セドリックセダンの特徴的なニヤツキテールと称されたテールライト形状が目立ちますが、前期330グロリアのテールライト形状もセドリックに負けず劣らず特徴的な形状…。
あと先代の230セドグロではトランクのモールがセドリックが真ん中が少しへこんだ形状に対し、グロリアは一直線と仕様を少し変更していましたが330系セドグロでは共通化されているのも分かります。
(グロリアの写真はこちらで紹介した写真を再掲)
前期型で昭和51年(1976年)排出ガス規制対応タイプ。
小松にある日本自動車博物館にて2013年11月22日に撮影したマイナーチェンジ前の前期331セドリックGL。
ナンバープレートが製造国に西暦と和暦双方の製造年になっていますが1977年製造なので、1977年6月のマイナーチェンジ直前に製造と思われます。
前期型は前後のバンパーにコーナーラバーが無いので銀メッキが目立ちますね。
タイヤについているホイールもオリジナル仕様がついています。
さすがに博物館だけあって状態は良くてピカピカです。
前期セドリックのグリルはデラックス~は3分割仕様ですが、タクシー等で使用されたスタンダードは2分割でグロリアも同一のグリルでした。
残念ながら前期スタンダードの写真は未撮影ですが現存は1台あればいい方でしょうね。
(こちらで紹介した写真を再掲)
前期330セドリックを2台並べてみました。
共に2015年11月22日に青海臨時駐車場で開催された2015年お台場旧車天国にて撮影した前期330セドリック。
前期セドリックのグリルはデラックス~は3分割仕様ですが、バンパーにフォグランプ有無の違いの他、フォグランプ付きの方がグリルのシルバーが目立ちますが、2800SGL用の物が取り付けられていますね。
前期型販売時はまだブロアムグレードが無かったので2800SGLが最上級グレードでオーバーライダー付き(通称 かつおぶし)付きで小さいコーナーラバー付のバンパーで販売されていましたが、グリルも少し銀メッキを目立たせた仕様だったようです。
2台ともオリジナルホイール装着の他、セダン顔のハードトップでピラーレスのため窓周りがすっきりしています。
(グロリアもやはり最上級グレード仕様はグリルも未撮影ですが少し銀メッキを目立たせた仕様だったそうです。)
前期型と後期型が並んだ黒塗りのセドリック。
2018年1月28日、青海第二臨時駐車場にて撮影。
こうして並べてみるとグリルの形状やライトケースの違いに前期型にはバンパーにコーナーラバーが無いので、銀メッキが目立ちますね。
(こちらで紹介した写真を再掲)
前期型と後期型が並んだ黒塗りのセドリックとグロリア。
2020年12月13日、北本ヘイワールドクリスマスクラシックカーミーティングが開催されていた北本ヘイワールドの立体駐車場にて撮影。
前期型はセダン顔のセドリック ハードトップで後期型はグロリアセダンと前期後期でセダンとハードトップ及び姉妹車が並んでいるというなかなか濃厚な並びでした。
(ちなみにセダン顔のセドリック ハードトップは先ほど紹介した2015年お台場旧車天国にて撮影した車と同一でした。)
グロリアの方はオリジナルのホイールでしたが、セドリックはスタンダード用のハーフキャップ(お椀キャップ)装備と5年前に撮影時とは少し違った姿でした。
この時、セダン顔でハードトップのセドリックのオーナーさんから登場直後はセダン顔だけで、少し経過後に角目のハードトップ顔が登場したと聞きました。
先代の230セドグロとの違いとして、330系セドグロは先ほど記載したトランクのモール形状と同様にセドリックとグロリアでボンネットの形状に差異が無くなったのが分かりますね。
230セドグロではセドリックとグロリアでボンネットの形状が異なっており、グロリアはセドリックと比べて中央が少し膨らんだような形状と違いがありましたので同じグリルを使用していたスタンダードでも正面から見分けがつきましたが330系ではボンネットのエンブレムやテールランプを見ないと判別付きづらいです。
前期型の写真をメインにしましたが結構な長さになったので、ここで分けます。
フェンダーミラーの違いとかも後期型比較時に…。
なお、今まで紹介した330系セドグロは
前期型…前期331セドリックセダン GL その1,その2・前期330グロリアセダン SGLE
前期後期型の並び…前期・後期331セドリック セダン
後期型…332セドリックセダン デラックス・332セドリック スタンダード その1,その2・331セドリック GL-E・後期331セドリックセダン SGL-E・332セドリック SGL-E エクストラ その1,その2・331セドリック ブロアム その1
後期型の方が、大都会PartⅢ~西部警察にてメインで活躍のためか好みなので撮影した枚数も多いです。