330セドグロの中でも現存車が少ないスタンダードグレードの車両を撮影していたので紹介します。
2017年11月19日に青海臨時駐車場で開催された2017年お台場旧車天国にて撮影した332セドリック スタンダード。
上級グレードをスタンダード仕様にグレードダウンではなく、製造時から正真正銘のスタンダードという貴重な1台。
この車は330セドグロの最終タイプ、53年排ガス規制適合に対応した332セドリックです。
後ろから撮影。
スタンダードのエンブレムは「=N=」マークのみとシンプル。
グリルがわかるように撮影。
フェンダーミラーはメッキ細ステーに丸形平板ミラーで、グリル形状もデラックス以上のグレードセダンとは異なりますがライトケースも若干異なっています。
比較用に以前紹介した日産ヘリテージコレクションに保存されている、332セドリックデラックスの写真を並べてみると、片側に2つあるライトの間ですが、デラックス以上のグレードはギザギザ状ですがスタンダードはつるっとしています。
助手席側から撮影。
オーナーさんと話ししましたが、スタンダードはタクシー等営業車として使用されることが多いですがこの車は元々自家用車として購入された車で、シートはオプションのセパレートシートでした。
運転席側から角度を変えて撮影。
2000年代に先代オーナーが手放した時の走行キロは1万キロ台と製造後20年以上経過していたのに低走行車だったとのこと。なお、オーナーさんの知り合いの方も330セドリックのスタンダードをお持ちだそうです。
さらに角度を変えて撮影。
販売当時、スタンダードのカタログ写真は白だったのでカタログからそのまま出てきたような感じです。
この後期330セドリック及び姉妹車のグロリアスタンダードは西部警察で黒パトや白パトとしてよく破壊されていました。