230セド・グロ セダン 前期後期グレード等比較 その1 | 東京のアライグマのブログ

東京のアライグマのブログ

今まで撮影した写真を紹介しつつコメントを入れています

2023年5月21日をもって営業終了したミネボウル(以前に行った際の様子はこちらこちらで)に5月18日、藤沢経由で行ったら…大船藤沢間でカーキャリアにつまれた前期230セドリック GLらしき姿が…。

Twitterで話したところ所有している方から返信があり前期230グロリア GLでちょうど車検に出したところを目撃してました。

今までいろいろ230セドリック・グロリアのセダン・ワゴン、バンを紹介しましたが今回、改めて前期後期グレード等比較をしてみました。(以後230セド・グロと表記します。)

 

1971年2月から販売開始された230セド・グロですが、その前のモデルまでは別モデルでした。

共に2013年11月22日、日本自動車博物館にて撮影した先代モデルの130セドリックと縦目が特徴のA30グロリア。

130セドリックはこちらでも記載しましたが1968年9月のマイナーチェンジで後期になった際、モデルチェンジしたかのごとく違う形態になり、前期型よりモデルチェンジ後の230セド・グロの方が似ているほど。

 

実際に後期130セドリックと前期230セドリックが並ぶと…。

2017年11月19日に青海臨時駐車場で開催された2017年お台場旧車天国で撮影。

違いとしては130セドリックまでフロントドアガラスの前方に設けられた開閉可能な三角窓が230セドリックから廃止されたことですが…こうして並ぶと本当によく似ていますね…。

(こちらで紹介した写真を再掲。)

 

1971年2月から販売が開始された230からセドリックとグロリアが姉妹車となりグリルやテールライト等の仕様が異なる程度に。

ともにマイナーチェンジ前の前期型(1971年2月~1972年6月)のみ製造されたグレードのスーパーデラックスで黒塗りのセドリックは2016年11月20日に青梅臨時駐車場で開催された2016年お台場旧車天国にて、グレーのグロリアは2015年1月25日に青海臨時駐車場で開催されたニューイヤーミーティングにて撮影。

正面から比較すると差異はグリルと形状の他にボンネットフードの形状がグロリアの方が真ん中が盛り上がったような感じになっているのも特徴の他、グロリアのグリルはよく見るとグロリアマークの形状に合わせてデザインされています。

 

230グロリア前期型の特徴としてボンネットにフードマスコットが装備されているのも特徴で別角度から撮影した写真を。

セドリックには前期・後期ともにフードマスコットが未装備で、グロリアも1972年7月~のマイナーチェンジでグリル等変更時に廃止されました。

ちなみにスーパーデラックスのフェンダーミラーはセドリックが装備しているメッキ細ステーに角形平板ミラーが本来の形状ですが、グロリアは上級グレードであるGLタイプのリモコン式に交換されていました。

逆にホイールはスタンダードに採用されたハーフキャップタイプでした。

 

後ろから撮影

トランクのモール仕様がセドリックが真ん中が少しへこんだ形状に対し、グロリアは一直線の他、キーシリンダ周りの形状も異なっています。

ウィンカーのデザインもグリリアは真ん中にラインが入るようなデザインのプレートが追加され、セドリックとはイメージが異なっています。

ちなみに230セドリックセダンのテールランプは1971年2月~1973年3月までの製造分がウィンカーも含め赤一色で1973年4月以降、ウィンカーの色がに変更されたため、セダンでは前期型の他、マイナーチェンジ後も1972年7月~1973年3月まで製造車は後期型グリルに赤一色仕様のウィンカーという仕様でした。

ちなみにハードトップとバン・ワゴンはマイナーチェンジと同時に1972年7月からウィンカーがに変更済みで、ライバルのクラウンはセドグロよりかなり早く1965年7月以降の後期S40クラウンの時点でウィンカーがに変更済みでした。

(セドリックはこちらで、グロリアはこちらで紹介時の写真を再掲)

 

あと、前期230セドリックのグリルですが…

共に大都会PartⅡやⅢ、西部警察を彷彿とさせる黒パト仕様でデラックスは2017年10月15日にところざわ自動車学校で開催されたクラシックカー・フェスティバル in ところざわにて、スーパーデラックスは2014年11月23日に青海臨時駐車場で開催された2014年お台場旧車天国にて撮影。

フェンダーミラーがデラックスはメッキ細ステーに丸形平板ミラーに対し、スーパーデラックスはメッキ細ステーに角形平板ミラー形状になっています。(マイナーチェンジ後はメッキ細ステーに丸形平板ミラーはスタンダードのみ採用)

ホイールは共にスタンダードに採用されたハーフキャップタイプでした。

助手席側から撮影したデラックスと運転手側から撮影したスーパーデラックスのグリルを比較するとライトと中央のエンブレム間に設けられた長方形のモールがデラックスは中央に1つに対しスーパーデラックスは上下に2つ設けられているほかエンブレムの色もデラックスは赤に対しスーパーデラックスは黄色と異なっています。

 

前期230セドリックのグリルはスタンダードより1つだけ上のグレードのデラックスはモールが中央に1つのみで、スーパーデラックスより上級グレードは差別化のために長方形のモールが上下に2つ設けられているタイプでと思っていましたが…。

日産ヘリテージコレクションに1972年に製造された前期230セドリック 4ドアセダン2000GLが追加で収蔵され、写真も見ましたがグリルはデラックスタイプの長方形のモールが中央に1つのタイプでエンブレムの色も青でした…。

長方形のモールの本数は途中でデラックスタイプのグリルに統一されたのか?…ご存じの方は教えていただければ嬉しいです。

(セドリック デラックスはこちらで、スーパーデラックスはこちらで紹介時の写真を再掲)

 

気がついたらかなり長くなりそうなので今回はいったんこちらで終了にします。