The Secret Book of Flora Lea | Happy12のブログ

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The secret book of Flora Lea

Patti Callahan Henry


あらすじ 

ある女性が自分の過去に関係する珍しい本を発見したとき、行方不明の妹と、第二次世界大戦中にイギリスの田舎町で過ごした2人の子供時代について、長年の秘密が明らかになる。


戦争で荒廃した1939年のロンドンから14歳のHazel5歳のFloraは第二次世界大戦の恐怖から逃れるため、田舎の村に疎開した。テムズ川沿いの魅力的な石造りのコテージで、親切なBridie10代の息子Harryと暮らし、Hazelは幼い妹の気を紛らわすために、散歩やゲーム,妹だけの為に創り上げた魔法の国のおとぎ話(自分たちだけが逃げ込める秘密の場所)で日々を満たしていた。


しかし、幼いFloraが川のほとりで遊んでいる最中に突然姿を消してしまうという、考えられないことが起こる。打ちひしがれたHazelは、妹の失踪を自分のせいだと責め、その罪悪感を大人になってからも、自業自得だと重荷として背負っている。


20年後、Hazelはロンドンに住み居心地の良いこぢんまりとした希少本専門店での仕事からサザビーズへのキャリアアップに準備が整っていた。魅力的なボーイフレンド、エレガントで古めかしいブルームズベリーのフラットとヘイゼルの未来は決まっているようだった。しかし、「ウィスパーウッドと星の川」という絵本が入った包みを開けたとき、彼女の整然とした生活は一転する。Hazelは、Floraのためだけに作った空想の世界ウィスパーウッドのことを誰にも話さなかった。この本にFlora の失踪の秘密が隠されているのだろうか?最愛の妹が何年経っても生きているというサインなのだろうか?

 

Hazelが熱狂的な探求に乗り出し、長い間連絡を絶っていた人間関係を再訪し、過去の傷を勇気を持って打ち明けるとき、彼女のキャリアと未来は天秤にかかっていた。姉妹の絆、相反する愛の複雑さ、そして語られた物語が持つ不朽の魔法を描いたこの感動的で爽やかなオリジナル小説では、驚くべき展開が最終的に真実を明らかにする。


グッときたポイント 

綺麗な表現でその時その場にいるような気分になります。

妹に何が起こったのか、その事がどう影響を及ぼしたのか最後まで惹き込まれます。

戦争の悲惨さが現在のイスラエル、ウクライナと被ります。

普段あまり恋愛ものは読まないけどこれは最後どうなるのとハラハラしました。




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