おはようございます!
西村です!
昨日、感激したことが有って長く書いてしまいましたが
簡単に言うと
強者の戦略=帝国戦略
弱者の戦略=ゲリラ戦略です。
中小企業や小さな会社、お店が『帝国戦略』をやると
どうなるか?わかりますよね!
詳しく読みたい方は、下をご覧ください。
西村謙二
◆昨日、日経BP社より栢野克己さんの新刊「小さな会社の
稼ぐ技術」が届きました。
この本の表紙をめくった時にビビビッと電気が走りました!
(と言って、この本をここで勧めるわけではありません)
このように書かれていました。
「…実際の戦争でも、大国がゲリラ戦で打ち負かさせる時代だ。…
●この『ゲリラ』という言葉に、ビビビッときたのです!
そう『ゲリラ戦略』なんです。
と言うのは、ずっと『弱者の戦略』
いい名前が見つかりません。
『弱者の戦略』が悪いわけではありませんが、この言葉で
日本は救えません。
●大げさかもしれませんが、ネーミングは大事です。
今『弱者の戦略』が必要なのは日本の大手企業です。
時間上がりのGDPがたった39ドルに対して、米国62ドル
おまけに賃金も1995年に比べ、87%になっています!
(これ物価の増減を加味した実質賃金でです)
アメリカでは、その間180.8%、ユーロ圏では149.3%も
上がっているにも大して日本は下がっています。
●これは戦略の問題です。
(当然、それ以外の政治的な問題もありますが)
日本の大手企業にも『弱者の戦略』が必要です。
彼らが儲からないと内需が増えないからです。
しかし、日本の大手企業の戦略を考えるエリートは
『弱者の戦略』を受け入れません。
●『弱者』=敗者、弱い者のイメージがつきまとうからです。
東大京大出身企業のエリートは、受け入れないでしょう。
当然、彼らがそれを自覚することは大事です。
企業として劣勢の状態にあるからです。
●そんなことでずっと『弱者の戦略』
それで、栢野さんの本を見た時に「ビビビッ」ときたのです。
ここで、もう一つ大事なことがあります。
それは、
強者の戦略=大手企業の戦略
弱者の戦略=中小企業や小さな会社やお店の戦略
と取られていることです。
これは間違いです。
大手でも弱者の戦略を取らないといけない会社もありますし
中小でも強者的な戦略を取る必要があります。
●ここで、誤解が生まれます。
おまけにヤッカイなことに一人でやっている個人事業主の人でも
自分は強者と思って、それを実践してしまうことです。
強者と思ってやるというのは、言い過ぎかもしれませんが。。。
でも、強者の戦略はカッコいいですからね!(笑)
楽して儲かるイメージがあります!
そして、知らず知らずやってしまって『経営の軸』
●それで考えたのが『ゲリラ戦略と帝国戦略』です。
これは、
思います。
あの大国アメリカが全勢力を尽くしても勝てなかった!
19才の時に見た『サイゴン陥没』の新聞は本当に衝撃でした。
ベトナムの農民が大国アメリカに屈しなかったわけです。
●弱者の戦略は『ゲリラ戦略』です。
強者の戦略は『アメリカの帝国戦略』です。
大量の物資と武器で資本をかけて戦うわけです。
絶対中小企業や小さなお店は出来ないことです。
ここで面白いのは、大手でも『帝国戦略』を使えない会社が
あります。
これは先に書いた『大手弱者』です。
大手でも不利な状況に置かれている会社です。
このような会社は『大手ゲリラ戦略』をする必要があるわけです。
●では、この『ゲリラ戦略と帝国戦略』の違いは?
・帝国戦略
武器 一発で多くの人を殺傷する武器です。
(不特定多数の相手を狙う)
戦場 そんな武器を使うので広い場所が必要です。
距離も相手から離れている必要があります。
物資 大量の物資と輸送する仕組みが必要です。
・ゲリラ戦略
戦場 帝国戦略が使える場所に入ると圧倒的に不利
だから、帝国軍が入ってこない場所で戦う。
(狭い場所)
武器 狭い場所で戦える武器
特定の相手を狙う
物資 特定の地域と特定の相手なので大量にはいらない。
●どうですか?中小企業や小さな会社、お店にピッタリです。
こう書くと「それでは、負けないかもしれないが勝てない!」
いるでしょう。
でも、それでいいわけです。
中小企業や小さな会社、お店が大手に勝てなくていいわけです。
大手が入ってこない市場で勝てればいいわけです。
●どうですか?イメージがピッタリですよね!
帝国(大手企業)に負けない『ゲリラ戦略』で楽しい経営を
やっていきましょう!
西村謙二
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