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『徳善堂』のブログ

山梨県にあります『徳善堂』のブログです
書画・古美術・骨董、何でもお取り扱いしております

今日は渋沢栄一の書を紹介します、
渋沢は今の埼玉県深谷市の農家の息子として生れやがて実業家として活躍した。
日本初の銀行、500を超える会社を設立し、日本資本主義の父とも呼ばれ、経営の本質は責任であると説いた、ヌ彼の行動は世のため人のためという私心のなさで貫かれています。

やがて大隈重信の要請で大蔵省で手腕を発揮する、

私が感銘を受けたのは渋沢の人柄です、どんなことでも自分の目の前にいる人に心のすべてを傾けて、同じようにすべての人に対応したことです。

そして人から学び、認めよう、引き出そう、そういう信念があったからだとおもいます。


    写真、  当店所蔵 渋沢栄一書 渋沢史料館公認、 極上美品


2行書、訳、
標花の落ちる処、残雪かと疑う
柳の葉開く時、好風に任せよう。


渋沢資料館へぜひ出かけてみてください。   住所 東京都北区西ヶ原2-16-1

平山郁夫美術館10周年を迎えました、文化財保護活動は平山先生の活動の柱でもあります。

そこには日本文化の源流があるからで、何度もガンダーラやバーミヤン遺跡を訪れ本格的な絵を描

きおおくの足跡を残しました。
私も北杜市のシルクロード美術館楽しみでよく観覧に行きます。


当店蔵出し。絵画浄土変、ゼウス像他



お客様が来店、ただいま観賞中!。
平山郁夫の精神の支柱が仏教にあることはよく知られています、清新な感覚と幻想的ともいえる画風は人間の原点としての幾多の困難をのりこえた苦闘の思いが感じられます。
当店歳出し、平山郁夫、流沙浄土変、60×72㎝。


昨日おいでになったお客様からの問いでした、そこで作品を観ながら説明させていただきました。
大観は描法、構図、気品、情趣いづれも異った次元から作品を描区事が出来、見留ものの心を引きつける魅力があります、又画業のポイントは七千点の作品を描き、画風が変わると落歓印章も同時にあ変えていました、ですから印章などを調べれば時代も触ります。
精神性の高さは日本を代表する画家でしょう。一方川合玉堂は描く風景は全く穏やかで温く牧歌的詩情に満ちているといえます。昭和十九年に西多摩へ疎開し、戦後の日本画に見られた色彩を重視した感覚主義とは無緑で、実に瑞々しく自然と人を描きました、従って玉堂の風景画には必ず人物が描かれています、その画業は自然と人のやさしさが感じとれます。
大観は足立美術館、玉堂は玉堂美術館へぜひ行かれる手をお推めします。
甲府のデパートで○△の美展の催し、行って見れば全て西陣織り絵画です西棟の素晴しさは理解出来るが日本画を模写してクオリティーはかなり高い、しかし私に言わせてもらへば西陳本来の気品がまるでない本道はどこえ消えたのか葉だけで木を見ず、バランスのない絵画は疲れました。次回に期待したいです。
ちなみに当店にある今回の展示画家を蔵出ししてみました、やっぱり直筆画はいいです。


いずれも、近代日本画家、玉堂、と大観ですオリジナルはやはり素晴しいです。
江戸の町に突如現われ風のごとく去った天才絵師、その名は東州済写楽。
145枚の作品を残して10ヶ月で消えました、その正体は能役者斎藤十郎兵衛です、他に北斎説や歌摩呂説がありますが能役者は身分は武士で当然明かすことは出来ません。
最大の特長は女形を男の実像としてリアルに描いた事から歌舞伎界からダメ出しされたのです、一方歌摩呂は女性の美しさを表現したためロングランを続けました。やがて版元とも意見が合わず本業の能役者へもどっていったのです。

写夏、当店所蔵、大谷鬼次、江戸兵衛、