この超細密画、対面したときは座り込んでしまいました。
久々の仏画しかもー見普賢菩薩のようでよく見ると如意輪観音です、
輪宝を持って一切衆生の願望を満たし苦を救うという七観音の一人であ。
画を調べてみると雅号に正道と記してありこれは狩野芳崖の20代の号であります、この頃は世に出る前で、生活苦から襖ゃ陶器の絵師をしていた末だフェノロサと出会う前の画風である。
顔はやや細身で線描色彩は細密に描れており、全体的に幻想的に仕上げている。
この日本画、仮に無名の絵師でもかなりの画力がある。久しぶりに時間をかけて調べて見たいと思います。
それにしても久々に心にのこる仏画に出会いました。