〽新宿で恋をして 赤坂で抱かれたの〽
この『東京岬』というレコードは、1986年リリースされました。
この頃になると、中川博之氏の楽曲作品に、演歌調作品が徐々に登場するようになり、このレコードのA,B面曲共、そんな中川博之演歌作品の一つとなります。
さて、A面の『東京岬』は、エレキギターと厚ぼったいコンピューターを使った様なドラムの音が、80年代らしい近代的なサウンドが特徴的。
「新宿」、「赤坂」、「桜橋」、「隅田川」、「渋谷」、「有楽町」と流れ流れて、恋に破れながらも、これから強く生きる女性の姿を描いています。
マイナー調の演歌メロディーを、三田裕子氏が力強く歌いこんでおり、聴いているこちら側もこぶしを握り、一緒に歌ってしまいそうになります。
そしてB面『おんな橋エレジー』は、A面とは趣を変えしっとりとした、バラード調の演歌作品。
ピアノのイントロから始まる所が、中川博之作品らしく、演歌的作品ではあるもののちょっとお洒落な感覚です。
実はこの作品は、後に真咲よう子氏の歌唱により、『紅い橋』というタイトルになり、若干の歌詞変更を行い2002年にリメイク・リリースされています。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CWA-342
発売日:1986年2月21日
A面 『東京岬』
B面 『おんな橋エレジー』
両面とも 作詞:高畠諄子 作曲:中川博之 編曲:小杉仁三
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