歌唱の泉まり氏。
彼女の詳細なデータは私が確認できるだけで、少なくともシングル5枚を残しているという情報のみで、現在も歌手活動をされているのかどうかは分かりませんでした。
この『京都特急』は、5枚のうち一番リリース年度が古いので、恐らく彼女のデビュー曲かと思われます。
初めて聴いたときは、1970年に発売された渚ゆう子氏の『京都の恋』の影響をモロに受けている楽曲だな~という感じを受けました。
メロディーのみならず、京琴を派手に鳴り響かせるといった和のテイストを持ちながら、ややロックのテイストも感じられるアレンジなんかが『京都の恋』を彷彿とさせるのには十分でした。
二番煎じっぽい印象は拭えませんが、しかしながら、こう言う感じの楽曲は個人的には好きなので、これはこれで良い曲だと思いますし、好きな楽曲です。
オークションなんかではこのレコードはよく見かけるので、この曲が彼女の一番のヒット曲だったのでしょうかね。
現在YouTubeにはこの音源がUPされているようなので、比較的耳にするのは容易かと思われます。
【レコードデータ】
レコード会社:日本コロムビア
レコード番号:P-197
発売日:1972年11月?日
A面 『京都特急』
B面 『何も言わないで』
両面とも 作詞:なかにし礼 作曲:鈴木邦彦 編曲:竜崎考路