おう、わいや。
特撮番長や。
この作品は、吸血鬼ものです。
自動車事故で死んだはずのニーナはその夜に蘇生したが、吸血鬼になっていた。
彼女のボーイフレンドは人を襲って血を与えていたが、
遂に追い詰められ、別府温泉まで追い詰められて
心中する。というもの。
純粋な愛情ものです。
吸血鬼と人間の愛情、生活は両立できるのか?
この命題は、吸血鬼ものの主題の一つ。
異種族間での親交の可能性に加えて、その関係が捕食者と非捕食者の間でも成り立つのか?
「東京グール」「キャットピープル」なんてこの種の名作のひとつですね。
この作品で感心するのが、吸血鬼の解釈。
単に怪物などではなく、脳に強い刺激を受けたことでDNAの中の何らかの人類記憶が
呼び覚まされたのではないかという解釈。
昭和40年代ですよ。侮れませんよね。さすがは円谷さん、金城さん。