初代ウルトラマン対ガマクジラ | 特撮アラフィー!! ~50オヤジのコレがたまらん!

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昭和特撮と趣味の花の写真を取り上げているオッサンブログ。「ゴジラ」は好物だが「シン・ゴジラ」は大嫌い。


地上で戦うウルトラマン対ガマクジラ。
こんなシーン、
本編(第14話「真珠貝防衛指令」)にはありません。

この発掘画像、昔ブロマイドでも出てましたが、

第14話でウルトラマンとガマクジラは
以前の記事でも触れたように─


空中戦だけで、
地上戦は全くないんです…

だがしかし!

もう1枚こんなのも存在。
このウルトラマンはAタイプ!

番組でガマクジラと戦ったウルトラマンは─

Bタイプなのに…


顔の見えないブロマイド画像、
この鮮明・別トリミングで判断すると─

やはりAタイプのものかと。

Aタイプマスクのウルトラマン、
あなたはどこで戦った?
 
今回のネタ、古くからのファンの方々には
ご存知の方もおられる内容でしょうが、
この地上戦、
何がどうなったのか?

以下、直接の言質ではありませんが、
いくつかの様々な切り口から取り上げられた記事内容を
大雑把にまとめてみました。


この 第14話「真珠貝防衛指令」
監督は実相寺昭雄さん。


ストーリーは当初、

番組前半で、ウルトラマンがガマクジラと1度戦い、
右腕を噛まれてなんと敗退!
その後、現場で救出されたハヤタ隊員が、
ウルトラマンと同じく右腕から血を流しているのを見たムラマツ・キャップとイデ隊員は、「ウルトラマンはハヤタなんでは?」と疑問を持つ…

という展開があったそうで、
そのストーリーに沿った特撮パートが、

当時活躍中のAタイプスーツで撮影されたとの事です。

ところがこの時代
「ウルトラマンが負ける」
というくだりが
番組製作のTBSやウルトラマンのメインライターである金城哲夫さんらから
受け入れられなかったと─

当時「ヒーローが負ける」なんて…


とは言わないだろうが…(爆)


また別の話しでは、当時の取り決めで
1話につきウルトラマン2回登場はダメだとか…(制作費高騰?)

─と、明解な理由は分かりませんが
ガマクジラ編「真珠貝防衛指令」、
一旦ストップ、製作再開まで少し間が空いたようです。

そうした内─

キリッとしたマスクの
Bタイプ ウルトラマンスーツが完成!

これで後半の飛行激突シーンを撮影して、
前半Aタイプのウルトラマンが負けるエピソードは丸々カットして編集、放送された─

という流れのようです。

「出番のないまま撤退かよ!」

─まあ、全ての資料に目を通せたわけではないので、また違った角度からの証言があるかもしれません。


しかし実相寺監督の作品って、
このガマクジラやガヴァドン、ジャミラ、スカイドン…と
評価は高いけど、
カッコいいヒーローウルトラマンとしては、スッキリしないものが多い─という見方もありまして…

まあ、今だったら1回負けても─

(談・ジャックさんと呼ばれる新マンさん)


そして特訓のおかげで─


頭が固くパワーアップ? 
イケトラメンにタイプチェンジ‼

だから
頭突き攻撃だったのかー

─だからじゃないわい!