巨乳出汁 | 徳永秦の「社長を斬る!」

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中小零細企業の社長に向けた言いたい放題のメッセージ

巨乳出汁とは「きょにゅうだし」と読むんだのォ。

「きょにゅうでじる」じゃない!



てか、そんな四文字熟語あるんかい?!



と、思うかも知れんけど、

そう思うなら、グーグルで検索してみろだのォ!




エロそうなホームページがいっぱい見つかるからのォ。

これ、もちろん、ワシが勝手に作った言葉じゃ。



四文字熟語タイトルシリーズも、

限界になってきて、ついに言葉を勝手に作ったか?



とかって思うかも知れんけど、

そうでもなくて、今日は結構重要な話なんだのォ。



まあ、去年の終り頃に話をした巨乳の話や、

出汁(だし)の話のまとめのようなモンでもあり、



昨日話をした、付加価値が本質を見失わせることの、

その例でもある話を今日はするわけじゃ。



付加価値なんてモンは、

それがどんだけ付加価値として、ええモンだったとしても、



付加価値は、巨乳にも出汁(だし)にもなりえんモンじゃ!



そして、ビジネスは、「巨乳出汁」がなければ成り立たん!




それをしっかりと「知る」必要があるんだのォ。

そこ、決して、誤認せんことじゃ。



ビジネスセンスがない人は、ここを誤認するんだのォ。



実際にビジネスを行なうにしても、

新規事業や起業のために、ビジネスモデルを考えるにしても、



巨乳出汁と付加価値の区別がついておらんと失敗するぞ。



わかりやすい例として、ZOROさんが言うには、

文章を作って欲しいとか、ホームページを作って欲しいとか、

そう言って来る人たちのほとんどが、



巨乳でもなければ、出汁もない状態だと言う。

そして、巨乳出汁があれば、あるいはせめて巨乳なら、

文章作成やホームページ作成は、簡単だけど、



付加価値だけしかない会社が多いから困るそうじゃ。



たいていは、巨乳出汁のどっちもない!

だから、「何をアピールしたい?」とかって聞くと、

「これを売りたい」とかって商品やサービスを言うらしい。



あいや、それ、乳はあるぞ。とか、

ちんちんはあるぞ。とかって主張するのと同じじゃ。



そんなんあることは当たり前じゃ!




でなきゃ、人間じゃないからのォ。

でなきゃ、ビジネス自体出来んからのォ。




つまり、「パソコンを売りたい」と言われても、

「そのパソコンの何がええんじゃ?」ってことになると、

的を外すわけだのォ。



特に付加価値が高ければ高いほど、

それを付加価値じゃなくて巨乳だと思うんだのォ。



随分と前にも話をしたけど、

何でも出来るパソコンは売れん!

エロ画像がみられるパソコンは売れる!


それと同じだのォ。



ワープロにもなる。表計算もできる。

グラフィックも操れる。デザインもできる。

プログラミングもできる。とかなんとか、

付加価値ばっか並べ立てても、売れるようにはならん。



それよりも、パソコン買えば、

仕事してるふりして、エロ画像が見放題じゃ!



って言ったほうが、

つまり、インターネット専用機のように言ったほうが、



どんだけ魅力的に思えるかいのォ?

インターネットってのも、ある意味、付加価値のひとつじゃ。




だがの、巨乳として成り立つのは、これくらいじゃ。

ほかは、所詮、付加価値にしかならん。




巨乳を考えるのも、出汁を考えるのも、

そして的を射た付加価値を考えるのも、



すべてビジネスセンスの問題じゃ。



なまじ、ええ付加価値があったりすると、

そして、その付加価値を己が気に入ると、



付加価値でしかないモンを、

巨乳と勘違いして、そこアピールするんだのォ。



そういう間違いしてる人、意外と多いぞ。



付加価値を出汁(だし)と思ってもあかん。

付加価値は、アピールせんとあかんからのォ。



出汁は、そんな存在感があってもあかんモンじゃ。