私のメイン守護霊
赤の守護霊は
上からマリコ的性格
いつも尊大な態度でらっしゃいますが
私にとっては一番人間らしいお方だ
真面目で勉強家
貧乏でも困窮していても育ちはよく
清貧な暮らしを貫いた
白の守護霊
（およそ人間らしくない、何が楽しくてこの世に生まれたんだこの人は？）
若い頃から容姿端麗、頭脳明晰、
果てしない努力家だが
何をやらしても天才的で命知らずな
鎧の守護霊
（お前は漫画のキャラか！普通に生きれないの？
寒い冬にコタツでじっとしてるなんて
きっと彼の辞書にはないはず、、、
だからいつも短命なんだと突っ込みたくなる）
３人の生き様を聞いていて
「どいつらも、おおよそ
私の人生
よりよく生きるための参考にはならない・・・
何故なら
どいつの生き方も私には出来ないし
したくねえ生き様だから!!」と、思い
天才だけど女に入れ込み
芸術を愛し美に造詣は深いが
おおよそ俗物的で人間くさく
人生に成功もするが大失敗の数も半端ない
赤の守護霊に
そうっと聞いてみた事がある
けいこ） 「ねえ、閣下（赤の守護霊のあだ名）
これから私が大人になるのに
これだけはやっとくと
これからの人生にいいよって言うのない？
閣下は私の前世を知ってるから
私が昔どう工夫してよく生きようとしたか知ってるでしょう？
白の守護霊に聞いても
真面目にコツコツとーって言いそうだし
鎧の守護霊に言ったら
もう生きてるだけでいいですよ！か
（鎧は私が生まれ変わる事に
辛いからやらせたくないと反対していたのです）
これ勉強するといいですよとか言って
オックスフォード入れとか
荒唐無稽な事いいそうだから
私が出来そうだなって思える事を言ってくれよ！」
赤の守護霊はハハハと笑ってから
「確かにアイツラならそう言いかねねぇな
でも、俺はお前の前世を知ってるが
お前は昔からおおよそ怠惰でだらしないヤツだったぜ
そして容姿が美しいわけでも
スポーツが出来るわけでも
勉強が得意だった事は殆どなかったが
俺がお前を無視できなかったのは
お前と話しているとフワっとした雰囲気があった
きっと鎧の守護霊と白の守護霊もそうだろうよ
お前がこの世で、何をやろうとしてるかは
お前が決めるべき事だが
あの不思議な味は現世でも持っておくべきだ」
え、フワっとした味？
まじかよ・・・
できねぇよ・・・
今、出来てないもん
赤の守護霊） 「できねぇよ、じゃねーやれよ
おまえ味出すしかできねぇんだから
お前の伝家の宝刀だぞ！
それだけで人生生きてきた、お前の芸みたいなもんだ!!」
それから私は
そのフワっとおまえ味について深く考えたが
・・・ わ か ら な い
デリカシーという事だろうか
でもさー、デリカシーってヤツは
相手が求めてるか求めてないかで違うじゃん
多分私が全員にデリカシーを！ってやったら
中にはキモい！って思う人もいるじゃないか
そう思ってそのフワっとおまえ味は気になったが
あまり具体的でないので
考えて結論を出すのを止めてしまった
それからマレトと結婚して
子供が生まれて
私は家の経済を真剣に考えた
こいつらを飢えさせる訳にはいかない
どうやったらマレトに必要なもの
子供に必要な教育費を揃えられるか
霊の通訳の仕事はしたいが
それでとくもり家に必要なものは賄えるか
でもやりたいって思ってるんだから
現実にやるしかないじゃん
ダメならだめで違うことやろう
という自分の生き様を強く考え
お客さんにどういう態度で仕事すべきか真剣に考えた
お金を貰う以上、いいかげんな仕事は出来ない
誇りがもてて、これだけは私にしか出来ない事だと
思われる接客をしようと思った時に
お客さんに好意は求めないが
自分はお客さんの人生に必要な事だけに徹するという
仕事に対してのポリシーを強く決めた
赤の守護霊は「
それがお前の持ち味よ
よく言う所の個性とか魅力ってやつは
デリカシーと生き様を決定しないと
出てこないもんだ
守るものができて
でも、譲れない事が出来たとき
しかし、これを現実と闘いながら貫きます！
って決めた時に発する空気みたいなもんだ
アーティストの魅力は
参考画像
技術もあるが、技術の上に
これで食っていけないかも知れないが
それが出来なくなってしまうまで
他人が感動できる作品を作り続ける
現実と闘うと思った時
仕事に自分の全精力をぶっこむから
余計な他人の思惑は一切受付けないという
気迫
から生まれる
人には、金も住む所も食べ物も必要だ
だが、人はそれだけでは満足できない
現実に生きているくせに
物質がないと生きられないくせに
人はいつも
自分を大切にされたい、愛されたい
自分が生きている価値があると感じたい
何かを守りたいと
目に見えないものを絶えず求める
人が人に魅力を感じる時は
その人が
「
目に見えないものを信じている力がある時」だ
お前の仕事は目に見えないものを扱うが
お前はその目に見えない心を扱うことに
自分の人生を本気で賭けてるから
他人が「まあ、とくもりの客になってもいいか」って思うんだろ
アーティストはもっと
この世の目に見えない音や美を抽出しようと人生賭けてる
目に見えないものを信じようと
現実に貫こうと思う気迫から
他人が
元気をもらえるもんだよ
本当は音や絵は
表現の出口の一つにしかすぎなくって
そいつの目に見えないものを出すという迫力の念が
人に元気を与える感動だから
人は魅力を感じると
財布の紐が緩くなる
生きるために必要なものだからだ」
と、言っていた
勿論、やりたい事をやっていて
全員の生計が成り立つほど
世の中は甘くない
だからこそ
その中で残った人の念は凄まじい
本当は私の事ではなくって
アーティストの魅力について説明したかったのだが
残念ながらとくもりは
アーティストではないので
自分の仕事で説明しようと思いました
赤の守護霊は何も出来ない私に
「魅力があれば生きていけるよ」と
さも簡単に話してたのだが
魅力は半端なく難しい事だぞ！と
今は抗議したいよ、まったくさぁ
目に見えないものを信じるって そういう力
赤の守護霊の口癖は
人は魅力を感じると財布の紐が緩くなる
俗物的ですいません
でも赤の守護霊より俗物的な
とくもりけいこ より
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