目に青葉の緑が濃くなって
今年もいきいき文化展が盛大に開催されました。
もう終わりにしようと思いながら
枯木も山の賑わいでどうにか出品できましたことを
大変嬉しく感謝しています。
近所の友人や五十年来の職場の友人も
会場に足を運んで下さって
1年に一度旧交を温める機会にもなっています。
体調を崩して欠席との或る友人が
定年後に病み付きになった俳句を代替えで
送ってくれました。
針の目も気にせず手芸作品を作っているとの
私の様子を詠んだ句でした。
「卒寿なほ目がねいらずに針祭る」
季語は「針供養」で「針祭る」「針納」とも
表現します。
プレバトの夏ちゃん先生ならず、
指導講師が添削とのことでしたが、
大変感動でした。
手芸糸の会で生き甲斐を感じている私にとっては
針は日常最高の必需品です。
二月八日の針供養の事を知り、
針供養の歌を教わったのは、
来しか方の昭和の人生の中で、
何処のあたりだったでしょうか…
敗戦後の六・三・三・四の学制改革の中で
三の中学校(女学校の併設中学)の時代に
家庭科の授業だったと思い出されます。
「霞の空に立つ春も~集めて今日の針供養」と
歌った事です。
針の大恩恵に浴している今こそ、
私は針を集めてお豆腐に差して、
針供養をするべきなのでしょう。
来年の事を言うと鬼が笑うとの諺がありますが、
来年こそは針供養をしようと、思い立ちました。
一針一針を丁寧に、針かが取り持つご縁は、
とても有難いことです。
楽しくなければ年金者組合ではない。
下手でもよいとのサークル活動をモットーに
今一度高齢社会の生き方を再考していきます。