針と私 | おひとり様で90歳~風にふかれて気の向くままに

おひとり様で90歳~風にふかれて気の向くままに

91歳一人暮らしの日々感じたこと綴ってます。

歌うこと、手芸、書くことが大好きなおばあちゃんです。

今まで書きためていたものを少しずつブログへ投稿していきたいと思ってます。

高齢の母に変わり娘、孫が投稿しています。どうぞよろしくお願いします。

目に青葉の緑が濃くなって

今年もいきいき文化展が盛大に開催されました。


もう終わりにしようと思いながら

枯木も山の賑わいでどうにか出品できましたことを

大変嬉しく感謝しています。


近所の友人や五十年来の職場の友人も

会場に足を運んで下さって

1年に一度旧交を温める機会にもなっています。


体調を崩して欠席との或る友人が

定年後に病み付きになった俳句を代替えで

送ってくれました。


針の目も気にせず手芸作品を作っているとの

私の様子を詠んだ句でした。


「卒寿なほ目がねいらずに針祭る」


季語は「針供養」で「針祭る」「針納」とも

表現します。


プレバトの夏ちゃん先生ならず、

指導講師が添削とのことでしたが、

大変感動でした。




手芸糸の会で生き甲斐を感じている私にとっては

針は日常最高の必需品です。


二月八日の針供養の事を知り、

針供養の歌を教わったのは、

来しか方の昭和の人生の中で、

何処のあたりだったでしょうか…


敗戦後の六・三・三・四の学制改革の中で

三の中学校(女学校の併設中学)の時代に

家庭科の授業だったと思い出されます。


「霞の空に立つ春も~集めて今日の針供養」と

歌った事です。


針の大恩恵に浴している今こそ、

私は針を集めてお豆腐に差して、

針供養をするべきなのでしょう。


来年の事を言うと鬼が笑うとの諺がありますが、

来年こそは針供養をしようと、思い立ちました。


一針一針を丁寧に、針かが取り持つご縁は、

とても有難いことです。


楽しくなければ年金者組合ではない。

下手でもよいとのサークル活動をモットーに

今一度高齢社会の生き方を再考していきます。