『昏睡』『下顎呼吸』『医者の看取りの作法』 | けいきちゃんのブログ

🌸心にゆとりを持って、死の実際を見る1

 

⛳死を見る機会
 ☆ふつうの人が人の死を直接見る機会は、多くはない

 *見るとすれば、多くは家族の死で病院で見る

 *家族の死だから、複雑な思いがあったりして、冷静には見られない

 ☆死は忌むべきものという頑強な刷り込みもあり

 *じっくり見たり、ましてや観察などはまず行われない
 ☆自宅での看取りでも

 *医療機器などがなく、場所が見慣れた空間であるというだけで

 *看取る家族の動揺はほとんど変わりがないでしょう
 ☆稀なケースとして、目の前で突然だれかが死ぬこと

 *交通事故や水難事故、飛びこみ自殺などのを目撃

 ☆ 一般の人は平常心で死を見る機会が少ない

 *死を大袈裟に捉え、死者に過剰に反応しがち
 *死が人生の重大事であることはまちがいありませんが

 ☆死は、心にゆとりを持って見れば

 *特別な不幸でも不運でもないことがわかる

 *だれにでも起こり、恐ろしいことでもいやなことでもない

 *ごく当たり前のことだと感じられる、感覚を理解してもらいたい

死の判定で、医者は「死の三徴候」を確認する

 ☆「呼吸停止」「心停止」「瞳孔の散大」

 *3つが揃うと、人は死んだと判定される
 ☆心臓と肺にしても、同時に機能を止めるわけではない

 *心音が聞こえなくなっても、心臓の細胞がすべて機能を停止してない

 *呼吸が止まっても、肺の細胞が死に絶えていない

 ☆心臓・肺の停止は、徐々に機能を停止し

 *細胞レベルでは順に死滅していく

 *最後の細胞が死んだときなどは判定できない

⛳死のポイント・オブ・ノーリターン
 ☆ふつうの死はまず昏睡状態からはじまる

 *完全に意識がなくなって

 *呼びかけにも痛みの刺激にも反応しない状態

 *唸り声やうめき声を発していたり

 *顔を歪めていたりする間は、昏睡とは言わない
 ☆昏睡のときは、エンドルフインやエンケフアリンなど

 *脳内モルヒネが分泌される

 *本人は心地よい状況にあるなどと言われます

 *これは仮説で、確かめようがありません

 ☆昏睡状態になれば、いっさいの表情は消える

 *昏睡に陥ると、間もなく下顎呼吸がはじまる

 *これが死のポイント・オブ・ノーリターンとなる

 *呼吸中枢の機能低下なので、酸素を吸わせても意味がない

 ☆下顎呼吸がはじまると回復の見込みがゼロになる

 *蘇生処置をほどこしても元にもどることはない

 *仮にもどったとしてもすぐまた下顎呼吸になる

 ☆生き物として寿命を迎えている

 *抗わずに穏やかに見守るのが、周囲の人間のとるべき態度
 *下顎呼吸は、数分から1時間前後で終わる

 *やがて最後の一息を吐いて、ご臨終となる


⛳看取りの作法
 ☆看取りのコツ、医者として教えられたこと

 *「慌てず、騒がず、落ち着かず」と伝授された
 *あまり早くに臨終を告げないこととも
 ☆当直の夜、看護師から危篤の連絡を受けて病室に行くと

 *患者さんはたいてい下顎呼吸になっている

 *間隔がだんだん間遠になって、最後の息を吐き終わったとき

 *腕時計で時刻を確認してご臨終ですと、殊勝な顔で一礼する

 ☆この判断が早すぎると、思いがけない最後の一呼吸が起こる

 *すると、家族は「あ―つ、まだ生きてる!」と混乱する
 *下顎呼吸が二度と起こらないと確信してから

 *おもむろに時刻を確認し、臨終を告げる

 *心電図にオマケのスパイクが出てもわからないように

 *スイッチはすぐに切るべしと教えられた
 ☆実際、患者さんは医者が告げる時刻より、少し前に亡くなっている

                       (敬称略)
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』

 

 

 

 

『昏睡』『下顎呼吸』『医者の看取りの作法』

(ネットより画像引用)