『真俗二諦』『仏像』『出家者』『解脱』『釈迦とキリストの違い』 | けいきちゃんのブログ

🌸仏教の成り立ち1


⛳出家が築いた壮大な哲学体系
 ☆仏教で言う法は宇宙の法則としての側面が強い

 *世俗の生活を律するような規範としての性格は弱い
 *仏教では、聖なる世界と俗なる世界とが明確に区別されている

 ☆仏教には「真俗二諦」という考え方がある
 *究極的な真理「真諦」と世俗的な真理「俗諦」は区別されている

 ☆仏教では、出家という行為が重視されている

 *仏教の修行に専念するなら、世俗の世界を捨てて

 *聖なる世界に生きるべきだと考えるならば
 *性の欲望を否定し、出家者に独身であることが求められる

 (キリスト教と共通する)
 ☆仏教では偶像崇拝が禁止されていない

 *ユダヤ教やイスラム教では偶像崇拝は禁じられてている

 *キリスト教では相当に緩和されている

 *仏教美術も発展し、多種多様な作品が生み出されている
 ☆仏教美術の代表が仏像

 *仏という存在は悟りを開いた人間を意味する
 *仏像は神のような超越的な存在を描き出したものではない

 *しかし信者の宗教生活のなかで仏は具体的な信仰の対象となっている

 *その点では他の宗教における神に近い役割を果たしている
 ☆仏像の背景に高度な哲学思想の存在が影響している
 *仏像は、現実的な利益を与えてくれる偶像であるにとどまらず

 *仏教で説かれた宇宙についての真理を体現し

 *その世界に信仰者を導く役割を果たした

 *キリスト教で偶像崇拝の禁止の緩和し

 *神学体系の構築が進んだことと共通している

 

⛳キリスト教と仏教との共通性

 ☆出家した人間が聖職者として権威ある立場を確保している

 *聖職者で構成される宗教的な権力機構が確立されている

 ☆カトリック

 *ローマ教皇を頂点に聖職者によるヒエラルキーができあがり

 *ヒエラルキーが一般の信者を支配する
 ☆仏教

 *宗派で宗祖を頂点に抱く権威構造が作り上げられている
 *出家者が世俗の生活を離れ労働から解放されている

 *出家者は信仰生活に専念できる環境ができあがっている

 ☆キリスト教では、出家者は修道会に属し、修道院で生活

 ☆仏教では、僧侶が功徳を与える代わりに

 *在家の信者が布施をする体制が作られた
 *労働から解放された僧侶は、釈迦や宗祖の教えを学び

 *壮大な宗教哲学や宗教思想を築き上げていった

 ☆仏教とは、宗教哲学で世俗的な欲望からの解放である

 *解脱をめざす実践でもありさまざまな方法論が生み出された

 

⛳釈迦の生涯

 ☆釈迦はあくまで人間である

 *イエス・キリストのように半分神としての性格をもっていない

 *釈迦は、神のことばを媒介する予言者とも違う

 ☆仏教の聖典である仏典に記されている内容

 *基本的に釈迦による説法であり、神からのメッセージではない

 ☆釈迦は、解脱に至るのに苦行を中止した

 *バラモン教の枠組みからの離脱を意味した
 *釈迦は悟りを開き、覚醒した者として「仏陀」と呼ばれる

 *最後は故郷の近くで途中で亡くなった(「入滅」「涅槃」)

 *輪廻のくり返しを離脱して永遠の眠りについた

 *最終的な教えの完成として解釈されている
 ☆釈迦が悟りの体験を経たということは

 *仏教の性格を考える上で極めて重要な意味をもった

 ☆一神教の世界では、神によるメッセージが重要な意味をもつ

 *仏教では悟りは、こころのなかでの根本的な変化が出発点だ
 ☆一神教では、人間が自分自身で救われることはなく

 *それはもっぱら神にゆだねるしかない

 *仏教では自ら救われることが可能となった

 ☆釈迦のあり方

 *キリストが救世主となり、ムハンマドが預言者となって

 *一般の人間とは一線を画す存在になったこととは対照的である
 *いかなる方法をとれば悟りにもっとも近づけるのか

 *個々の仏教思想家や個別の宗派は、独自にそれを開拓していく

                        (敬称略)

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『真俗二諦』『仏像』『出家者』『解脱』『釈迦とキリストの違い』

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