「ド派手な葬儀」「戒名」「院号」「直葬」 | けいきちゃんのブログ

🌸どう考えても無駄な半返し2


バブル期のド派手なお葬式
 ☆バブル経済の時代、葬儀が全般に華やかに行われていた

 *葬儀に金をかける風潮はこの時期に特有の現象であった
 *昭和の大スター、美空ひばりと石原裕次郎の葬儀

 *葬儀会場には、熱狂的なフアンが数多く押し寄せた

 *著名人なら、参列者が多く集まる会場を使って

 *大規模な葬儀を開くのが当たり前

 ☆今は、一般葬とともに廃れつつある社葬も盛んだった

 *著名な財界人の葬儀ともなれば、相当な規模で営まれた
 *松下電器産業の創業者である松下幸之助の葬儀

 *大阪府枚方市の松下電器体育館で開かれた約2万人が参列した
 ☆時代の風潮は、 一般の人たちにも影響した

 *葬式で見栄を張る家が多く、葬儀費用200万円を超えていた

 

戒名は、仏教の国々のなかでも日本にしかない
 ☆日本に戒名の制度が生まれたのは、曹洞宗である

 *曹洞宗では、雲水の修行を支えるに経済的な基盤の確立が必要になり

 *密教を取り入れたり、葬儀の開発を行ったりした

 *修行中の雲水が亡くなったときの葬儀のやり方がモデルになった

 ☆雲水は、正式な出家とは言えない

 *雲水の葬儀では、死者に剃刀を当てて出家したことにし

 *戒を授け、戒名を与えた

 *本来、戒名は、出家して僧侶として名乗る名前のこと
 ☆一般の俗人、出家していない点で、修行途中の雲水と共通した

 *俗人の葬儀に対して、この手順が応用され

 *死者に戒名が与えられるやり方が生み出された

 ☆このやり方は、曹洞宗から同じ禅宗の臨済宗に伝わり

 *天台宗や真言宗、さらには浄土宗にまで伝わった
 ☆戒名を取り入れなかったのは、浄土真宗と日蓮宗である
 *二つの宗派の場合、僧侶になる際に、戒を授けない

 *二つの宗派は、僧侶と俗信徒を同等と見なす傾向が強い

 *浄土真宗の場合には、宗祖とされる親鸞が、「非僧非俗」の立場をとり、 

 (結婚もし、俗人としての生活を送ったことがそこに影響していた)
 ☆浄土真宗と日蓮宗には戒名は存在しない

 *浄土真宗では「法名」と言い、日蓮宗では「法号」と称してきた

 *戒名と法名や法号との違いは、 一般にはほとんど意識されていない

 

⛳戒名料がプライドを満たす

 ☆バブルの時代、院号の戒名を授かることが流行する
 *菩提寺を支える重要な役割を果たしている檀家に院号が与えられる
 *地域共同体で、院号は限られた家にしか与えられなかった

 *地域ではそうしたしきたりで、共同体の秩序が保たれていた
 ☆都会は事情は異なる
 *檀家同士の関係は希薄で、院号に対する規制もない

 *多額の戒名料さえ払えば、院号のついた戒名を授かることができる

 *都会では、院号のついた戒名バブルの時代に一気に増えた
 *院号のついた戒名、100万円を超える戒名料を支払う家が現れた

 ☆今の時代に、多額の戒名料を支払ったことを自慢する人はいない

 *葬儀費用もかなり低下した

 

⛳無縁死が生む直葬

 ☆今、 葬儀のやり方で増加しているのが、「直葬」

 *直葬のことが社会に認知され10年ほど
 *通夜も行わず、火葬場に直行し、火葬して終わりにするやり方
 *直葬の場合、故人に近しい家族だけがそれに立ち会う

 *僧侶が立ち会いもあるが、かなり稀

 *参列者がいなければ、香典はなく、家族だけで費用を分担する

 ☆直葬は、NHKの番組を通して知られるようになった

 *無縁死、今では「孤独死」と言われる

 *単独世帯が増えたなかでは、孤独死の増加は必然的なこと

 ☆孤独死した人間のなかには、身元が分からない者もある

 *たいがいの場合、警察は家族を探しだし、死亡したことを伝え

 *遺体を引き取り、葬式を挙げてくれるように要請する
 ☆自治体が遺体を火葬にするケースも多々ある

 *番組では、自治体から依頼を受けた葬儀社の二人の人間にだけ見送られ

 *火葬されるケースが紹介された
 ☆番組放送から10年が経ち

 *そうしたことが珍しいことではなくなり

 *直葬が止むを得ない手段としてではなく

 *葬儀の一つの方法として数多く選択されるようになった
 *それを悲しい、不憫ととらえる感覚がなくなってきた

                      (敬称略)

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⛳出典、『神社で拍手を打つな!』

 

               (国立競技場の葬儀参列しました)

 

              (私の父の戒名院居士、母親が決めました)

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(ネットより画像引用)