🌸なぜ他人が気になるのか3
⛳他者との関わりについての悩みの正体
☆人間の悩み「他者との関わりにおける問題」
*嫌いな同級生、同僚、先生、上司がいるなどの悩み
☆この悩みをもたらす原因
*「みんなと協力しなければならない」という圧力がある
☆現代に生きる人間、他者と協力することで増えてきた生物
*協力しなければならないという規範も受け継いでいる
*身近にいる人と協力的な関係を築けていないと悩む
*嫌いで協力したくない状況にあると居心地が悪く悩む
☆現代社会は人と人との協力関係によって成り立っていますが
*必ずしもすべての人と仲良くなる必要はありません
*現代社会の協力関係は洗練されており
*個人の好き嫌いにはあまり影響を受けなくなっている
*仲が悪いからといって協力関係が崩れているわけではない
☆学校での同級生との関係性についてはなおさら関係ありません
*学校でみんなと仲良くすることを教えられますが
*大人になって職業についたときに、仕事を円滑に行なうために
*必要な程度に協力的であれば十分
*すべての人間と仲良くなる必要はない
☆私たちは不必要なまでに他者との関わりを気にしてしまいます
*嫌いな人間、仲の悪い人間が近くにいることにストレスを感じ
*ここには、私たちの考え方と現代社会のしくみとのズレがある
⛳私たちの考え方の由来
☆私たち人類が農耕を行ない定住し始めたのは1万年ほど前
*それまでの100万年ほどは
*少人数のグループで移動しながら、狩猟採集生活を送っていた
☆私たちの身体や脳は、約100万年続いた狩猟採集社会に適応している
*私たちのからだには狩猟採集社会のこころが詰まっている
*狩りや採集や調理、育児を集団で協力して行なっていた
*多くの狩猟採集社会で共通しているのは「平等性」
*平等性は群れのメンバーが安定して生き残るために合理的なしくみ
☆狩猟採集社会での平等性
*集団のメンバーが安定して子孫を残すための重要なしくみ
*なによりも大事なことは協力的で偉ぶらないこと
*狩猟結果も自慢にならないように気を付けて成果を報告する
*狩猟採集生活者にとって、仲間から嫌われないこと
*仲間外れにされないことは生きていくうえで大切だった
☆人間はこのような社会で100万年を過ごしてきた
*人間の考え方も倫理観も未だこの狩猟採集生活に適応している
☆私たちが狩猟採集生活の心を未だに有している
⛳人間は学習で本能を超えた行動ができる
☆私たちが協調性を重んじて、隣人と仲が良くないと悩むのは
*この考え方(狩猟採集生活)の名残
*いわば時代遅れの本能が残っている
☆狩猟採集社会では仲間外れにされることは死活問題です
☆現代の社会では、そうではない
*協力性は社会制度の中に組み込まれている
*現代社会では、嫌われても生きていく権利が保障されている
☆人間関係の悩みの多くは
*生死には関係なく、いわば気持ちの問題
*このような悩みを解決するには、学ぶことより他はない
☆生物としての進化のスピードは社会の進化に比べて
*圧倒的に遅いので、進化に任せていては社会変化についてけない
☆人間の考え方は、学ぶことで変えることができる
*本能が求めることの理由を学べば
*理性によって本能に逆らうことができる
(例)バンジージャンプは、命を危険にさらす行為
*人間の本能は恐怖を感じて忌避するでしょう
*ところが人間はひもがついていれば安全だと確信して
*飛び降りることができます
(例)殉教者など自分の命ですら
*信念のために投げ出すことができる場合もあります
*人間以外の生物では、決して真似できないことでしょう
☆人間は学習によって本能を超えた行動ができる唯一の生物です
*論理的に考えて役に立たない、意味のない悩み
*捨ててしまうことが可能です
☆悩みというのは現実が本能にそぐわない状況で生じるものです
*悩みの解決にはまずその悩みをもたらした生物的な由来を理解し
*本当に悩む価値のあることなのかどうかを吟味することです
☆現代社会を生きる上で悩む必要のない問題だと理性が判断すれば
*そんな悩みは無視して、自分が大事だと思うことに時間を使う
(敬称略)
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⛳出典、『増えるものたちの進化生物』
「人間の悩み=他者との関わり」「狩猟採集生活の心」
(ネットより画像引用)