「戒律」「律蔵」「律宗」「鑑真」 | けいきちゃんのブログ

🌸戒律(教え)

 ☆釈尊の定めた規則を遵守し悟りへと向かう


仏教における戒律の重要性
 ☆仏教経典は、経蔵・律蔵・論蔵の三種、「三蔵」に分けられる

 ☆経蔵は釈尊が説いた教えをまとめた経典

 *『法句経』『般若経』『維摩経』『法華経』『華厳経』など

 ☆律蔵は仏道を学ぶ者が守るべき戒律を記した経典

 *『パーリ律』『十誦律』『四分律』『根本説一切有部律』など

 ☆論蔵は経蔵・律蔵について後世の学者が注釈をほどこした経典

 *『中論』『百論』『十二門論』など
 ☆律蔵を中心に仏教を研究しようとする宗派が律宗

 *律蔵『四分律』という僧尼の戒律事典を教えの中心に据える

 *身(行動)、口(表現)、意(精神)の戒律を守ることこそ

 *出家者が悟りに至る道だと説く
 *多くの厳しい戒律が定められている


⛳苦難のすえ来日した鑑真
 ☆律宗は、中国唐代初期の高僧・道宣によつて大成された
 *日本には、道宣の孫弟子の鑑真によってもたらされた

 ☆日本の仏教界でも戒律は重視されていたが

 *日本には僧に授戒の儀式を行なう資格を持つ僧がいなかった

 ☆聖武天皇の命により全国に国分寺や国分尼寺がつくられたが

 *法会を行なう僧尼が一人前でないため意味がなかった

 *聖武天皇は、唐から戒律を行なえる僧を招こうとし

 *鑑真に来日しての授戒を要請して日本に招聘した
 ☆来日した鑑真

 *東大寺の大仏殿前に臨時の戒壇を設けて

 *聖武太上天皇、孝謙天皇をはじめ僧尼約440人の授戒を行なう

 *東大寺に戒壇院を開き、日本に正式な戒律を伝えた

 *鑑真は唐招提寺を建立、ここに律宗が開宗された
 ☆平安時代になると天台宗が大乗戒壇を築いた

 *律宗は次第に顧みられなくなった

 ☆12世紀に実範が衰退した唐招提寺を再興した

 *四条天皇に菩薩戒を授けるなどの働きをして

 *律宗は独立した宗派となる

                          (敬称略)

⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載

⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介

 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します

⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います

⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で

⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください

⛳出典、『比べてわかる!日本の仏教宗派』

 

 

「戒律」「律蔵」「律宗」「鑑真」

(『比べてわかる!日本の仏教宗派』記事より画像引用)