「ファット・スタディーズ」「批判的人種理論」「社会正義」 | けいきちゃんのブログ

🌸社会正義の奇妙な理論3

 

肥満は自己責任なのか
 ☆物象化ポストモダニズムがどれほど奇妙な理論か

 ☆「ファット・スタディーズ」の例

 *日本とアメリカでは「肥満」の定義が異なるが

 *170cmの平均的な日本人男性では、体重100キロを超える

 *ファット・スタディーズでは、肥満で社会的構築物だとされる
 ☆肥満への嫌悪は、同性愛者やトランスジェンダーなどへの

 *社会的な嫌悪と同じとしている
 ☆アメリカでは「全米ファット受容促進協会」が設立されている

 *本格的に肥満者の権利運動が展開されている

 *ボディポジティブ運動が「太った身体」の受容と賞賛を目指し

 *「全サイズ健康運動」はどんなサイズの身体でも

 *健康でいられると主張している

 ☆肥満についての否定的な意見

 *人種や性別、性的指向などへの否定と同様に

 *変更不可能な属性に対する偏見になった
 ☆肥満者の権利運動

 *ファット・スタディーズで、批判されるボディポジティブ運動

 *「集合性ではなく個人性を強調する」からだ
 *差別の元凶となるのはあくまでも社会に埋め込まれた

 *権力関係で、差別されている個人が問題なのではないとする

 ☆ボディポジティブ運動は

 *「自分の身体を愛し満足するという責任」を個人に負わせている

 *「責任化」は、同性愛者を差別する社会を放置したまま

 *同性愛者に「もっと自分を愛しなさい」と説教するのと同じだ

 *この主張に危ういものがある

 

アメリカには同性愛者を強制的に「治療」した歴史がる

 ☆それはときにきわめて残酷なものになった

 *現在では性的指向は治療対象ではないとの理解が広まった

 ☆肥満差別を同性愛差別と同じだとすると

 *肥満への「治療」も否定すべきだということになる
 ☆体重の遺伝率は身長とほぼ同じで

 *大りやすいかどうかはかなりの程度、遺伝で決まっている

 ☆肥満者を「意志が弱い」「やせる努力をしていない」と見なすこと

 *差別的だが、肥満を放置しておいていいということにはならない

 ☆あらゆる医学データが

 *肥満は喫煙と同等かそれ以上に健康を損ね

 *寿命を短くすることを示しているからだ
 ☆ファット・スタディーズでは

 *「肥満が危険で治療可能な医学的状態なのだという研究すべて」を

 *ファットフォビア的だと見なし

 *肥満者が医療支援を拒否し、
 *「肯定的なコミュニティ」の″知識”を受け容れるべきだとする

 *これは、肥満者の利益になっているのだろうか


マイノリティは正しく、マジョリティは間違っている
 ☆同じ論理は障害者研究にも登場する

 *問題なのは障害者個人ではなく

 *健常者を「正常」、障害者を「異常」と見なす

 *「健常者主義」なのだから

 *治療や治癒の試みは拒絶すべきだと主張される
 ☆奇妙な、そして有害な論理のねじれが、
 *人種差別や性差別、性的少数者差別など、
 *≪理論≫が取り上げるあらゆる領域に見られ

 ☆差別されている「被害者」を支援するよりも

 *むしろ問題の解決を困難にしていると批判している
 ☆《理論》は難解な哲学用語を駆使するが、
 *それだけでは社会運動として大衆を動員することはできない

 ☆その結果、必然的に

 *「差別されている者は正しく、差別する側にいる者は間違っている」

 *極端に単純化された善悪二元論に陥ることになる

 

具体的な例

 ☆「批判的人種理論」では白人は「白人」であるというだけで

 *人種差別の罪(原罪)を生涯背負わなければならない

 ☆「交差性」では、多く差別されている者がより大きな正当性をもつ

 ☆白人女性のフェミニストよリブラックフェミニストの言葉が重視される

 ☆黒人女性の同性愛者はより大きな「正義」を主張できる
 ☆「思想(理論)」というより感情的な反発に思えるが

 *それが大きな影響力をもつようになったのは

 *誰もが直観的に理解できるからだろう
 *右派の陰謀論に不気味なほど似ている

 ☆キャンセルカルチャーが「現代の魔女狩り」と呼ばれるのは

 *比喩ではなく、そこにある種の″宗教的狂気”を感じるからだろう
 ☆日本ではこれまで

 *「社会正義」はリベラルな団体・知識人が担ってきた

 *そのため《理論》もリベラルな主張だと思われているが

 *アメリカでは、「レフト」が社会正義を掲げてリベラルと敵対している

 ☆キャンセルカルチャーが掲げる「社会正義」はきわめて複雑だ

                       (敬称略)

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「ファット・スタディーズ」「批判的人種理論」「社会正義」

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