🌸金と謀略にまみれた老中田沼意次
⛳田沼意次、出世のために大奥を利用する
☆江戸時代に「賄賂政治家ナンバーワン」といわれた田沼意次
*彼は「田沼時代」と呼ばれる金権にまみれた時代を築いた
☆第10代将軍家治から絶大な信頼と愛顧を勝ち取り
*5万7000石の大名、老中にまで上り詰め、大出世を遂げた
☆計算高い意次は出世の足固めのために大奥まで掌握し利用している
*意次はいとも簡単に大奥を懐柔する
*彼は端正な顔立ちをした無類の美男子だった
*大奥の女性たちは意次の色男ぶりに難なく籠絡されてしまった
☆意次と懇意になったのが、家治の乳母で権勢をふるっていた松島
*意次は、松島と手を組み、家治に側室を推挙する
*この側室が男子を産めば、松島に恩を売れるのはもちろんのこと
*次期将軍とその母をも自在に操ることができる
*意次が取り次いだ側室のお知保の方が男子を出産した
*こうして足場を固めて幕政の実権を握つた意次
*幕府の財政再建のため手段を選ばずにさまざまな政策を断行した
⛳意次は、経済を活性化させ賄賂を受け取る
☆意次は商人に専売制を与えて課税し、貨幣で納税させ
*金銀通貨の一本化や海外貿易の活性化にも積極的に取り組んだ
☆米を基本の重農主義から、商業重視の政策へ大きく経済を転換させた
*景気は上向きになり、人々は金銭中心に物事を考えるようになり
*請賂が慣行することになる
☆政権の座に君臨していた意次には
*諸家が金銀や趣向をこらした贈り物を届るようになっていた
*彼は賄賂を差し出した者や親類縁者ばかりを次々と出世させていった
☆結局はこれがもとで恨みを買って破減を招くことになった
⛳意次の大事な長男をが殺される
☆意次の嫡男、意知が、江戸城桔梗の間で斬り殺されてしまった
*事件の黒幕には反田沼派がいたのではないかともいわれている
☆貨幣中心の社会となったことで商人の地位が上がり
*武十の力は落ちてしまったため、武士の間には不満が溜まっていた
☆この時代は天災や飢饉も重なり、意次の失政で諸藩の財政は困窮する
*これが厳しい年貢の取立てにつながって
*武士だけでなく民衆にも意次への批判が高まっていた
☆意次の長男殺害以降、反田沼派の大名たちが勢いを増していく
⛳意次失脚の後、財産を召し上げられる
☆事件から2年後の夏に将軍家治が病気のため危篤に陥る
*意次は老中を解任された
*この頃になると大奥にも反対勢力が生まれていた
☆お知保の方の息子・家基はこの数年前に急死していた
*その死因が意次による毒殺だという噂があった
*お知保の方はこれを信じて意次を心底憎んでいた
☆家基は聡明な青年で、彼が将軍になれば
*意次はこ独断での政治がしにくくなる可能性は大きかった
☆失脚後、新たに老中になった松平定信らの意見にしたがった家斉
*意次を厳罰に処し、田沼家の閉間、所領の没収した
☆意次が発した商業重視の政策もすべて廃止
*地位も財産も失った意次はわびしい晩年を過ごした
☆税金制度や統一通貨など意次の経済改革
*明治維新後に新たな形で実現し、日本経済を支えていく
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本史の黒幕』
「田沼意次」「賄賂政治」「統一貨幣通貨」
(『日本史の黒幕』記事より画像引用)