大宇宙と小宇宙の照応(曼荼羅、キリスト、カバラー) | けいきちゃんのブログ

🌸大宇宙と小宇宙の照応(曼荼羅、キリスト、カバラー)
 
供犠(くぎ)、祈り、瞑想
 ☆古代の人間は神々に熱心に犠牲獣を捧げた(供犠)

 *天上の王族である神々に生贄を捧げた

 *神への感謝、神にそむいた罪の償い意味合いもあった
 *生贄は人間である場合もあった

 ☆旧大陸でも昔は人身御供の習慣があった
 *旧約聖書で、アブラハムが息子イサク生贄にしようとした話は有名

 ☆動物犠牲をやめて

 *穀物や花などの供養だけになっている社会もある

 *キリストを記念する行事では肉と血ではなくパンとワインを共食する

 ☆一般的なのは、神に有形の動植物ではなく無形の祈りを捧げる行為

 *イスラム教では、日に5回の礼拝が宗教行事の基本

 *仏教でも手を合わせたり数珠をすり合わせたりして諸仏に祈る

 ☆仏教の場合、尊像に祈ることは

 *瞑想の中で尊像のイメージを思い浮かべる修行と連動している


密教と曼茶羅の意義
 ☆インドで発展した仏教の最終的な形は密教

 *修行者がイメージの中で大日如来などの尊像を構築し
 *ブッダと自らが一致することを目指す

 ☆ブッダは宇宙全体の本質のような存在

 *小宇宙である人間と大宇宙であるブッダ

 *一致させそれを即身成仏と呼ぶ
 ☆チベットの密教・日本の密教

 *曼荼羅と呼ばれる諸仏諸菩薩の一覧図

 *修行者が瞑想の中でイメージ構築する仏たち

 *あらかじめ絵に描いたもの


曼茶羅の種類(金剛界曼荼羅、胎蔵曼茶羅)

 ☆曼荼羅を用いる密教の目指すもの

 *修行者が本来の悟りを得ること

 *修行者が仏たちの力を借り、招福除災の一切を行なう呪術

 (雨乞いから病魔退散まで)

 ☆加持析蒔を可能にする

キリストの曼茶羅もある
 ☆キリスト教など1神教にも神秘主義と呼ばれる伝統がある

 *仏教の密教に当たる

 ☆キリスト教の神学

 *人間でありかつ神であるキリストこそが人間と神の媒介者である

 ☆キリストが小宇宙(人間の体)と大宇宙(世界全体)

 *一致を体現している密教的な捉え方も出現した

 ☆中世には世界地図

 *最上部にキリストの顔、左右の端にキリストの手

 *最下部にキリストの足を描いている

 *キリストの体の中に大宇宙が包合されている

 ☆現代の精神世界文化で重宝される占星術などの占い

 *星の動きや引いたカードの図柄などで

 *大宇宙の運命的な動きを知るという

 *密教的な大宇宙、小宇宙照応のロジックをもっている

 *セフィロート図もそのためのツールと化している

 ☆供犠、祈り、瞑想と続くスペクトラム

 *密教的な呪術や占いの実践がくる

                       (敬称略)                                     

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⛳出典、『宗教図像学入門』

 

 

 

 

 

 

大宇宙と小宇宙の照応(曼荼羅、キリスト、カバラー)

(『宗教図像学入門』記事より画像引用)