数日前、「性犯罪歴の確認制度 塾の利用検討」という報道があった。
人を雇う際に、性犯罪歴の確認制度を作るそうだ。
学校などに義務付けるという話だった。
塾などは対象外という話だったが、一部対象に入る(認定されれば任意で利用できる)ようになるそうだ。
子供が学校などで性犯罪に遭うのを予防する取り組みだろう。
ちょっと待ってほしい。
高齢者に関する仕事をする介護職。
懲役中に介護の資格をとる制度があるそうだ。
そして、出所後、介護職につけるように仕組みができているそうだ。
刑務所に行った人も、社会で仕事に就いて生活できるようにというスバラシイ制度だ。
一方では、「子供の身近な仕事の人は、犯罪歴があってはいけない。」とする。
同時に、他方では、高齢者の身近な仕事の人は、犯罪歴がある人を積極的に増やしている。
高齢者を軽視しすぎじゃないだろうか。
子供に関する仕事に就く人の性犯罪歴の確認は、賛成だ。
高齢者に関する仕事に就く人の犯罪歴(性犯罪歴に限定する必要はないだろう)も、確認しよう。
そういう制度を設けよう。
それが公平だと思う。