「認知症新薬レカネマブ承認へ」というニュースについて | 下関在住の素人バイオリン弾きのブログ

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アルツハイマー型認知症に効果があるとされるレカネマブという名前の薬が承認される見込みだそうだ。

 

もっとも、既に発症した人の進行を遅らせる効果があるというものだそうだ。

 

進行を遅らせる効果から一歩進んで、元通りにする薬というのは、出て来ていない状況だ。

 

認知症。これを予防したり、進行を遅らせたり、元通りにしたりできたら、どんなにいいことだろう。

 

薬というのがクローズアップされる。

 

薬のほかに、生活習慣、トレーニングなどで予防を目指すという方法も提案されている。

 

いろいろな記事・報道を見てきたが、一つ印象に残っているものがある。

 

それが、外国語を習得している人は、認知症が出現するのが遅いというものだ。

 

脳の機能は、ニューロンが働いてできるものだ。

 

神経回路だ。

 

電気の回路と同じで、一つの回路が通じなくなっても、別の回路、つまり予備(バックアップ)の回路が使えれば、同じ機能を果たせることがある。

 

この場合、外国語を使った思考回路がバックアップの回路になるのだろう。

 

だから、外国語を習得している人は、そうでない人と同じくらい脳が委縮しても、そのバックアップ回路を使って思考することができるから、思考の水準を保つことができるのだろう。

 

もっとも、バックアップになる程度に外国語を習得するのは、大変な努力を要することだ。

 

ただ、認知症を予防できるという情報の中では、一番筋が通っていると感じる。

 

今の時点で、効果が証明されている訳ではなさそうだが、外国語を習得して副作用や損がある訳ではない。

 

外国語の習得が、認知症予防の取り組みの一つとして、もっとクローズアップされてもよさそうだと感じる。