【 常磐しのぶ 】 洛中思案 | 徳川わ廣 のブログ

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「わ」、と書いてるのは「和」草書由来 徳川家和広は二人いますからね、もう一人は恐竜化石学者さん、

御上 徳川わ廣
Nihon koku Tycoon
(The August sovereingn or Grand Souverain" )



随筆者の氏名は知らぬが、
寿司屋の主人が夏に吊りしのぶを買い 永年かけ、ほぐして
苔を張り付け  美しい  羊歯の盆栽をこしらえている と 素敵な文と共に写真が添えられていた

それが 美しかった

其処から数十年 不惑の年、
駅の階段横の植えこみの草花しもに しのぶが延びかゝっているのを見付け
件の随筆と写真を思い出し
しと株 貰ってきた

平鉢に植えて 無精故に水だけだったが
十数年  幾つもの株に増して
毎年新芽をだし
夏の間じゅう清々としていた


住み替えにも持ってきたが、
二年ほど前に絶へ、叉手に入らぬかなと偶さかに考えており、
見付けても出先中では持つことも叶わず 今に到っていた

夕立に追われて 進む中

浅草寺裏手 待乳山近くで信号待ちの間、
金魚屋の見世先売りの草木に
常磐しのぶ があった


二百十日が過ぎたならば  苔と鉢を探そう


叉   有予年 残るか    夏





「 大黒頭巾兜羊歯飾り前立」

(16s 葉月十六日)

「しのぶ その後」洛中思案 (アメーバ)

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