こんにちは。

 

 

とくちゃんです。

 

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

 

作文が優秀作品として選ばれたことを喜んでくれたのは、家族でした。

『すごいじゃん。』

『さすがだね。』

 

 

喜んでいる家族を横目に、

「でもさ。発表しなくちゃいけないんだよ。嫌だなぁ。」

とボソッと呟きました。

 

 

 

『なんか、発表系になると、いつも選ばれている気がするね。』

『今までもやってこれたんだから大丈夫でしょ。』

『うちの子どもたちは、みんな優秀だな。』

 

 

 

他人事だと思って、好き放題言います。

確かに、兄を始め、人前で発表したり、いいことがあったりすると選ばれやすいと言う傾向はありました。

大抵は、選ばれたくないと思っている時ですが。

 

 

”嬉しいような、悲しいような。ハズレくじ引いてる気もする・・・”

そんな思いを持ちながらも、時間は待ってはくれません。

 

 

 

翌日から、作文の添削が始まりました。

思いのままを書いていた作文だったので、まずは、起承転結がわかるように、内容はそのままで書き直してみることになりました。

 

 

導入部分、具体的な内容、それによって得た気づき、今後にどう活かしていくか

 

 

ポイントは、いかに聞き手の心を動かせる内容にするか、ということでした。

作品については、選んだのは、社会福祉協議会の人とそれに関係する人たちです。

作品の発表を聞く人は、学校の校長先生や一般の町の人、福祉に関する団体の人と幅広いです。

 

 

・こんな経験をしている子どもがいる

・こんなことを考えている子どもがいる

・それを踏まえて、聞き手の皆さんはどうしていくのか

・どんな世の中を作っていきたいのか

 

 

様々な意見が飛び交う場のようです。

 

 

”学校の代表として選ばれている、このことは忘れないでほしい。”

 

小学5年生には、少し重い話ではないか?

そう感じながらも、作文を書き直していきました。

 

 

大会の準備があることは、先生たち全員が知っているので、部活動も免除され、授業が終わったら、担任の先生と特訓です。

2日に1回は、居残りをして添削をします。

 

『ここの文章は、この表現がいいと思う』

『これは、こういうことを伝えたいのだから、こう書いてみたらいいんじゃない?』

 

 

先生からアドバイスがあり、文章を直していきました。

しかし、直せば直すほど、わたしは違和感を持たずにはいられませんでした。

 

 

その理由は・・・

”自分が伝えたいことと、書いている内容が少しずつ違ってきているから”

でした。

 

 

 

 

次回、わたしの世界観76〜小学校高学年18 これはわたしの作文じゃない〜に続きます。