こんにちは。

 

 

とくちゃんです。

 

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

いつもの日常を作文にした福祉大会の課題。

全員の課題が提出されて、社会福祉協議会の担当の人に渡されました。

 

 

『この中から、優秀な作品として選ばれた人は、秋に行われる福祉大会で発表することになります。』

 

 

いや、待て待て。そんなことは聞いてないぞ。

 

教室内が、ざわつきました。

 

・発表したいと思っている人

・絶対に発表したくない人

・選ばれるわけないしと気にしていない人

 

 

もちろん、わたしは、「選ばれるわけないし」の人間でした。

だって、ありのままの日常を書いている作品で、文才があるわけじゃないし、これで選ばれるなんてあるわけないさ〜

ノー天気に過ごしていました。

 

先生も、『ほとんどは、6年生が選ばれるので、5年生から選ばれることはないので安心してください。』

そう言っていました。

 

そりゃそうだよ。先輩たちの方が、いろんな経験しているし、発表だって上手にできるんだから。

 

 

わたしには関係ないねー。

 

 

そう思って過ごしていたのです。

 

1ヶ月が経過したころ、先生に呼び出されました。

先生に呼び出される時は、大抵悪いことをした時か、よくないことが起こった時です。

 

ドキドキしながら、職員室に向かいました。

「失礼します。先生、きました。なんですか?」

 

 

他の先生もいる中で、担任の先生は、ニコニコしながらわたしに向かって言いました。

『福祉大会の感想文が選ばれました。おめでとうございます。』

 

 

 

聞いた瞬間、頭の中が真っ白になりました。

”嘘だ。選ばれるわけない。だって、6年生が選ばれるって言ったじゃん。”

 

 

「6年生が選ばれるんじゃないんですか?」

思わず、口に出してしまいました。

 

 

すかさず先生は、『いつもなら6年生が選ばれるんだけど。今回は、6年生は該当者なし。あなたが選ばれました。』

 

 

”うわぁー、まじかよ。全然嬉しくない。”

 

選ばれないと思っていたし、選ばれたら発表しなくちゃいけない。

大勢の前で発表するとか、嫌なんだけど。

てか、なんでわたしなの?嘘って言ってくれ。

 

 

職員室にいた先生、全員が拍手をしています。

”ダメだ。本当なんだ。大変なことになった。”

 

 

気が気じゃありません。

『これから、大会に向けて、作品の手直しをしていくことになります。時間が少ないけれど、頑張っていきましょう。』

 

大会まで、2ヶ月。

ここから、苦悩の日々が始まりました。

 

 

次回、わたしの世界観75〜小学校高学年17 居残りして作り上げる作品〜に続きます。