こんにちは。

 

 

とくちゃんです。

 

 

前回の記事はこちら。

 

 

学校から帰ってきたら、いち早くプレステの電源を入れる生活が始まりました。

モンスターと戦い、レベルを上げて、ストーリーを進めて、仲間を増やして・・・

どんどんのめり込んでいきます。

 

 

母親が帰宅しても、ゲームをしています。

『夜ご飯の準備手伝って』

「わかった、待ってて」

 

何回この会話をしたでしょう。

ゲームに没頭している私が、ゲームを中断して夜ご飯の準備を手伝うことはありませんでした。

 

 

そのうちに姉が帰宅します。

『今日もやってんのかい』

「別にいいじゃん」

『たまには貸してくれてもいいよ』

「そのうちね〜」

 

いつもの会話です。

 

 

そして、夜7時。

夕食の時間です。夕食だけは、家族みんなで食べるルールがありました。

 

『ご飯できたよー』

 

家中に響き渡る声で、母親が言います。

 

この時の選択肢は3つ。

1 キリよくゲームが中断できる時には、電源を切ってご飯を食べにいく。

2 中断できない時には、プレステの電源はつけたまま、テレビの電源を消してご飯を食べにいく。

3 ボス戦などで手が外せない時には、終わるまで食べにいかない。

 

 

序盤は、そこまでボス戦はないので、ちゃんと片付けをしてご飯を食べに行っていました。

ご飯の時間は、学校での話や、親の仕事の話など、いろんな会話があります。

学校は、先生との折り合いは悪いままでしたが、友達との関係もそこそこうまくいっていたので、問題なく過ごしていました。

 

 

『学校でなんかあったらすぐに言うんだよ』

親からはそう言われ続けていましたが、いったところでどうにもならないことも多かったので、適当に話をしていました。

 

 

相変わらず、わたしはご飯を食べるのが遅いので、夕食後のゲームは姉と取り合いになります。

『お前ずっとやっていたんだからいいじゃん』

『たまには遊ばせろ』

と姉に言われ、渋々メモリーカードを取り替えていました。

 

 

そんな時には、姉がやっている隣に座って、ゲームを見ていました。

姉は、どんどんストーリーを進めているので、知らないモンスターがたくさん出てきます。

 

『メタルスライムだ!やっつけるぞ!』

と意気込んでみたり、

『世界樹の葉、大量にゲットしたぜー』

と自慢げに話をしたり、

楽しそうでした。

 

”ゲームを進めたら、レアなものがたくさんみれるのか!”

とわたしの気持ちは、どんどん高まっていきます。

 

 

そして、金曜日の夜になりました。金曜日の夜は特別です。

だって、次の日学校、休みだもん!そう、やることはもちろん、ゲームです。

 

 

次回、わたしの世界観53〜小学校中学年11 寝食を忘れてゲームに没頭Part2〜に続きます。