こんにちは
とくちゃんです。
前回は、兄姉のことについて、触れました。
体重減少も解消されて、順調に、健やかに成長していったわたしでしたが、乳児健診で、思いもよらぬことを言われたのです。
「右の股関節が…はっきり見えない。」
少しだけ小さく生まれた子には、時々見られることなんだそうです。
だけど、それを聞いた母親は、とてもショックを受けていました。
「どうして丈夫な子どもに産んであげられないんだろう。」と。
自分のせいなんじゃないのか、もっとちゃんとしてたらこうならなかったんじゃないのか、と母親は自分を責め続けていました。
「大丈夫ですから、安心してください。次の検査の結果を見てみましょう。」
そんな姿をみていた、助産師さんや看護師さんに慰められながら、少しずつ落ち着きを取り戻していき、また育児に奮闘していきます。
次の検査の時には異常がなく、ホッと一安心。
両親・・・特に母親は胸を撫で下ろしていました。
幼児の成長は早く、行動範囲は瞬く間に広がり、はいはいやつたい歩き、一人歩きができるようになりました。
長い廊下では、一人ハイハイ選手権。
テーブルにつかまっては、何周もグルグルと回って、遊んでいる。
そして、目の前にテレビがあると凝視する。
一人歩きができるようになると、いろんなドアを開けては閉めるを繰り返す。
それでもまだ、長い時間は歩けないから、ハイハイに戻ってしまいます。
昨日できなかったことが、今日はできるようになっている。
そんな当たり前の日々に、両親は毎日喜びを噛み締めていました。
行動範囲が広がったことで、見える景色が変わっていきます。
子どもの興味関心は、どこまでも続きます。
自宅には、15段の2階へ上がる階段があります。
洗濯物を干していた母親を探しに、探検が始まりました。そして、起こってしまった出来事が・・・
わたしの世界観〜幼少期④ わんぱく乳児〜に続きます。