唐津の周辺には、観光地や見どころが
沢山あるのですが、全てスルーして、
一路、南に向かいました。
目指すは、佐世保に近い九十九島の
石岳展望台。標高１９１メートル。
なぜ、その場所をピンポイントで
目指すかと言うと、そこが、
２００３年の映画「ラストサムライ」
のロケ地だからです。
同じくラストサムライのロケ地だった
書寫山にも行きましたので、
長崎に行くなら、ここに行かなくちゃ、
と思った次第です。
実は、旅行出発前に、
持っていたDVDを掘り出して
実際の映画では、どう映っているか
確かめました。
いきなり最初のシーンに登場する
夕暮れの海と島の景色が、石岳展望台
からの映像です。
映画の中では、ものの数秒で
消えてしまうシーンですが、果たして、
その景色を、この目で見ることは
できるのでしょうか。。。
ーーーーーーー
唐津から佐世保までは、結構遠く、
車で２時間近くかかりました。
石岳展望台の駐車場に着いたら、
徒歩で展望台まで歩いていきます。
鬱蒼とした木々の間を歩いていくと
蝉の声がうるさいほどに響きます。
展望台近くになり、木々の間から
陽が差し込む景色は、「蝉しぐれ」の
おふくが文四郎を助けに来るシーンでも
使えそうな、いい雰囲気の坂でした。
坂道を上がりきると、一気に眺望が開け、
一瞬、鳥肌がたつような景色が
目に飛び込んできます。
大パノラマの絶景の出現に
「すげー」と、うなる勝之進。
上の写真は、家内のiPhoneの
パノラマモードで撮ったものですが、
iPhoneのカメラ機能は
本当に秀逸ですね。
左方向を眺めると、こんな感じで、
とにかく島が沢山あります。
よく見ると遊覧船も走っています。
そして、展望台には、ちゃんと
「ラストサムライ ロケ地」の
案内板が立っていました。
映画の中の例のシーンは、
どっち向きの景色だろう、と探すと、
右前方に見覚えのある島の形が
見つかりました。
もともとの映画の静止画はこちら。
勝之進がとった写真がこちら。
写真の左側に、
同じ形の島が見えています。
まさに、ここからの景色です。
こうして、実際に、同じ景色を
この目で見ることができ、
はるばるやって来た甲斐がありました。
素晴らしかったです。。。
あとで調べたら、佐世保から
平戸瀬戸にかけては、大小２００以上
島々が連なっており、その「密度」は
日本一なのだそうです。
まさに「三密」ならぬ「九十九密」な
島々の絶景は、見に行く価値がありますので、
皆さんにも、お薦めしておきます。
夕暮れまでいられれば、夕日が沈んで
更に美しいとのこと。
勝之進は、さすがに、
夕暮れまではいられず、
後ろ髪をひかれる思いで、
石岳展望台をあとにしました。
ロケ地めぐりは結構楽しいですね。
（続く）
晴れてて良かったけど、それにしても暑かった。。。勝之進