夏休みの平日にしか出来ないことをやる | 凝り性 勝之進のこだわり日記

凝り性 勝之進のこだわり日記

★Livin' On A Prayer★Once upon a time Not so long ago・・・ 
 

夏休み期間中、平日にしか
できないことをやろうと思い、
勝之進が実行したことは、
何でしょう?
 
答えは、銀行に行くこと。

◆長年のサラリーマン生活の中で、
必要に迫られて開設した銀行口座が
いくつかあるのですが、

・全く使っていない口座、
・キャッシュカードを紛失して
 支払停止したままの口座、

・暗証番号を忘れてしまった口座、
・いくら入っているかわからない口座、

・30年以上前のシャチハタで
 印鑑登録してあって、そのシャチハタが
 壊れて印鑑を押せなくなっている口座、

そういうものを全て整理することにしました。

◆方針は、
・印鑑を全てシャチハタ以外の印鑑に変える

・不要な口座は解約する、

・生きている口座の勤務先や電話番号などを
 最新化する

・インターネットバンキングなどの
 ツールを必要な口座にセットし直す

の4つとし、対象銀行2行へ向かいました。


◆まずは、8月10日火曜日に
赤色のメガバンクM銀行へ。

勝之進
「すみません、口座解約手続きを
 したいんですが」

店頭の係員
「ご予約は頂いてますか」

勝之進
「いいえ。予約がいるんですか?」

係員
「はい。申し訳ありません。
 今日は予約のお客様で一杯ですので、
 受付できかねます」

勝之進
「じゃあ、いつなら空いてるんですか?
 今ここで予約できますか?」

係員
「今週は既に満杯で、来週にならないと
 空きがありません。

 また、予約はネットで、ご自身で
 おこなって頂くことになっております」

勝之進
「来週って言われても、もう夏休みじゃ
 なくなるから来れませんよ。

 ネットができない高齢者とかも
 いるんだから、 今日、手続する方法が、
 なにかあるんじゃないですか?」

係員
「体が不自由な方とか、相続とか、
 特殊な事情がある方のみを受け付けており、
 お客様の場合は、今日は難しいです」

勝之進
「ということは、他の店舗に行っても
 今日はできないってことですか?」

係員
「予約は前日までにお願いしてますので、
 今日の今日というのは、ちょっと・・・。

 ご自身で、今日、空いてる店舗を探して
 いただければ可能ですが。。。」

勝之進
「今から探して行けと言われても、
 どの店が空いてるかの見当も
 つかないんだから、そんなん
 無理ですよ。
 
 そうだ。前の人が終わって、次の人が
 くるまでのスキマの間に、受付だけでも
 してもらえませんかね。少しくらいなら
 「間」があくでしょう」

係員
「必ず受け付けできるとは 限りませんし、
 いつになるかわかりませんけど、
 よろしいですか。
 
 とりあえず、お待ちになられるなら、
 それでもいいか、上司と相談してきます。

 一旦、お客様のキャッシュカードを
 お借りできますか。

・・・・数分後・・・・

係員
「お客さまの口座は古い口座で
 休眠口座になってまして、
 簡単には解約ができませんので、
 やはり、受付はできかねます」

勝之進
「じゃあ、本人確認だけはここでやって、
 あとは郵送でやるとか、リモートで
 やる方法はありませんか」

係員
「少々お待ちください」

ここで、係員は、粘る勝之進の対応が
嫌になったのか、新しい別のお客さん
の方に行って接客を始めてしまい、
勝之進は放置状態。

その新しいお客さんも、予約無しに来た
親子連れでした。

係員
「申し訳ありませんが、予約がありませんと
 受け付けできかねます」

親子連れ
「え?予約いるんですか? 簡単な照会と
 手続なんですけど、そんなのも
 予約しないといけないんですか?」

係員
「来週なら・・・」

ここで勝之進はこの店を見切りをつけ、
ドリフターズのように
「だめだこりゃ」
といって赤色M銀行を後にしました。

この係員は、一日に、一体、
何人の人を追い返しているんだろうと
思い、なんだか悲しくなりました。

こういう受付スキームになっているのは、
現場の係員のせいではないのですが、

こちらからすると、予約をしてこない方が
全面的に悪い、と言われて門前払いを
くらわされたようで、なんとも腹が立ちます。

だいたい、もう何年も、平日に銀行の
店頭になんて行ったことないんだから、

予約がいること自体、どうやって
知ればいいというのでしょうか。

結局、その日は手ぶらで帰り、
家内に「解約できなかったよ」と言うと、
 
「なんで?」と言われて
苦笑してしまいました。

◆翌日11日水曜日、仕方がないので、
前の日に予約をした他店舗に出向きました。

この店の担当は一生懸命対応して
くれました。

なんせ、こっちも、30年以上前に
作った口座の手掛かりは、手元に
あるカード1枚と利息計算書のハガキだけ。

あとは通帳も、印鑑も、何も
残っていない状態で、

店内の雰囲気的としては、異例に次ぐ
異例の処理が必要のようで、店の奥で、
相談することしきり。

もしかしたら、カードを拾った人間と
疑われている可能性もあるなと思いながら、

必要な書類をひたすら記入し、
何度か本人確認をされました。

そして、苦節1時間。

ようやく「受付可能」と言われて、
解放され、帰途につきました。

ただし、解約は当日には完了できず、
別途、振込になるとのことで、
660円の振込手数料も
いただきますとのことでした。

一口座の解約に1時間もかかるなんて、
一体、どうなっているのかと思いましたが、

これこそ
「夏休みの平日でないとできないこと」
であるなと思い直し、怒りを収めたのでした。

教訓としては、「長期の放置口座を
解約するのは楽じゃない」ということです。


◆次は、緑色のメガバンクMS行に
向かいました。

こちらは、「予約なしのイチゲンさん」用の
ローカウンターデスクがあり、
順番待ちすれば、受付してくれます。

先ほどの赤色M銀行と違って、
とにかく親切・迅速でした。

モニターで勝之進の口座を見ながら、
こうした方がいいですよ、と
様々なアドバイスをしてくれますし、
手際がいいので、手続もサクサク
進みます。

会話も上手でしたし、
手続は結構沢山あったのですが
40分程度で全て完了し、
希望の状態に更新できて
大変満足しました。

◆赤色M銀行も、緑のMS銀行を見習って
「予約なしでも受け付けてくれる窓口」
を一つは用意すべきだと思います。

そうすれば、店頭の係員のストレスも
客のストレスもだいぶ緩和されると
思うのですが、いかがでしょうか。

以上、「平日にしかできないこと」の
お話でした。

この話が、皆さんの、何かの
参考になれば幸いです。

   我ながら忍耐強くなったなぁ。。。勝之進
 
赤と緑の写真。
(深い意味はありません)