2021ツールドフランス激走中 | 凝り性 勝之進のこだわり日記

凝り性 勝之進のこだわり日記

★Livin' On A Prayer★Once upon a time Not so long ago・・・ 
 

6月26日、ブレストをスタートして、
はや1週間。

会社から帰ってライブで見るのはきつく、
番組も長すぎるので、後追いで
録画再生して応援しています。

◆第一ステージは、歴史に残る
残念な落車が起きてしまいました。
 
事件直後は、ネットが炎上し、
大変なことになってました。

大会事務局は、看板を出して
トニー・マルティンを落車させた
「犯人」を訴えるとのこと。

今まで、幾多の坂道で、
危ない場面がありつつも、
飛び出してくるのは
熱狂的なファンであったのに対し、
 
今回は、ロードレースファンでは
なかったことが、大会関係者の
怒りに火を注ぎました。

ツールに出場するのに、選手たちが
どれだけ努力してきたかを考えると、
スミマセンでは済みません。

世界中のファンを敵に回した女性は、
名前と顔を公表して訴追し、
二度と沿道で応援できないように
するべきです。それほど悪質な事件でした。

自転車を愛するフランス・ブルターニュ地方の
恥というべきでしょう。

さて、レースの方は、細かいアップダウンを
繰り返すステージで、勝ったのは
ジュリアン・アラフィリップ。

子供が生まれたばかりで、
口に指をくわえてのガッツポーズに、
全仏が沸きました。

プリュドムは、このコースの最後の坂が
アラフィリップに向いていて、
彼が勝てば、ツールが一気に
盛り上がると思って設定したのでしょう。

全ての作戦には意思が込められています。
そして、作戦は大成功でした。

チームメイトと抱きあうシーンは、
何度見ても胸が熱くなります。

◆第二ステージは、世界に怪物出現を
印象付けた、忘れられないレースになりました。

激坂ミュール・ド・ブルターニュを
2回上る設定のコースを
魂のぶっちぎりで勝ったのは、
マシュー・ファンデルプール。

かのレイモン・プリドールの孫にあたる
サラブレッドが、ツール初優勝。

2019年11月13日に亡くなった
おじいちゃんは、フランス出身の
超有名な自転車選手。

ツール・ド・フランスに14回出場して
総合2位3回と惜敗が続き、結局1度も
マイヨジョーヌを袖を通すことなく
引退したシルバーコレクターでした。

その祖父の長い長い長い悲願を、
孫が果たしたのです。

天に向かって指を差し、
「おじいちゃん、やったよ」と
マイヨジョーヌをプレゼント。

このシーンにジーンと痺れて
言葉も出ない勝之進。

涙ぐむマシュー。

ロードレースは、本当にドラマティックです。

今頃、天国のプリドールさんは、
満足そうに目を細めて
「うちの孫がね、わしの悲願を
実現してくれたんだよ」と語りながら、
祝杯を上げていることでしょう。

◆さて、ステージは、
既に第8ステージまで終了。
はやく追いつかなくっちゃ。

       マラソンも、追いつくのは本当に苦しい。。。勝之進