アレクサンダー・テクニーク for Trumpet           ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~ -12ページ目

アレクサンダー・テクニーク for Trumpet           ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

勉強中であるアレクサンダー・テクニークについてと、それをトランペット演奏に活かすアイディア等を書いています。

アレクサンダー・テクニーク教師養成コース在籍。千葉県在住。
ツイッターもやっています。@toku_tp

トランペットと他の金管楽器の違いは何だと思いますか?


マウスピースが小さい?←ホルンだって小さい。
マウスピースが浅い?←深いのもあります。
管が細い?←太いのだってあります。
かっこいい?←YES
どの楽器よりも?←YES!YES!
宇宙一かっこいい??←Exactly!!


答えは管の長さです。
(他にもあると思いますが)


適当に調べてみたところ
ホルンは3~3.7メートル
トロンボーンは2.7~3.8メートル
ユーフォは3~4?
テューバは10メートル?!


トランペットは1.3メートル

改めて思うと確かに短いな~


管の長さが違うと、倍音列が違うとか何かで

吹く時に必要なエネルギーが変わってくるそうです。

同じ音の跳躍でも、ホルンやトロンボーンに比べて大変だそうです。

長いとその距離の分息使うから大変~って思うけど??

グニャグニャしてるから適度な抵抗があるって事なのかな?

詳しい話は興味あるけど、今は調べるほどの興味でも無いので省略。


その結果、同じように吹いていくと
他の楽器はハイC、Dくらいまでなら出るけど
トランペットはその下のFくらいまでしか出ない。

顔を真っ赤にしても出ません、何かが足りないのです。


FからハイB♭、その上を出すには舌を上手く使わないといけないとの事。
舌を持ち上げて(シラブルをイにして)抵抗を作ってやって初めて
高音に必要な抵抗エネルギー(抵抗)が得られる→出る。
なのでトランペットの教則本は舌を意識した物が多いらしい。

(もちろん他の楽器の人は舌を使わなくても良い訳ではないです!)



という訳で高い音は「イー」、タンギングありで「ティー(Ti)」「ヒー(Hi)」と吹いてみましょう。
ハイB♭も「ドー」じゃなく「ティー!」「ヒー!」
ダブルタンギングなら「ティキティキ!(TiKi)」


高い音が出ない人は中低音から練習すると良いと思います。
ドソドソを「アーイーアーイー」(ア→イだと舌の高低差が分かり易いです)
ソドソド、ドミドミ、ミソミソ、(ソシ♭ソシ♭)、ソドソド
も全部「アイアイ」のシラブルで。



バジルさんに言われて「なるほどー」と思った事ですけどね。
曰く、トランペットはホルンに比べて「えいっ!」って吹いているそうです。



面白い話として、後輩のアルトサックス吹きの話。

「トランペットはFまでしか出ないんですよ・・・」と言ってました。

管の長さの話を聞いた後だったので

「まず低い音でドソドソやってみて、アイアイで」

と伝えるとぎこちなかったリップスラーがすんなりと。


「おお!アイアイだ!」と楽しそうに。

それで上の音にチャレンジしてもらったら・・・



ハイFまで出てました。

今日はTbスライドの動きについて

ピストンやロータリーと違い、スライド操作は腕の長さがハンデとなる場合が度々あるようです。スライド操作、特に7ポジに苦手意識を持ってる人もいるのではないでしょうか。


そこでまず、トロンボーンを持たずに同じような動きの練習を書いてみます。
右手を前に出し、手を顔に近づける、離す、近づける・・・これがスライド操作をしている時の腕の動きなんだそうです。今は暑い季節なので、手に冷たいタオルを乗せたとイメージして「手のひらのタオルが顔にくる、離れる」とやってみるとよりスムーズに行えるかもしれません。


なんとなく腕の動きが分かりかけてきたでしょうか?
その時、腕は?ひじは?肩や鎖骨、肩甲骨の動きは?これらに注意してみると、楽器を吹いている時には気付かなかった腕の動きの可能性に気付けるかもしれません。



それでは楽器を持って。
冷たいタオルでなく指先を遠くにもっていく、すると腕がそれについていき、股関節も身体をひねるように動きながらついていきます。


また、スライドは真っ直ぐ動かすものですが、「腕も真っ直ぐに伸ばさないといけない」と強く思ってる人がいるかもしれません。それだと無意識のうちに腕の動きに制限をかけてしまうかも・・・?

腕を伸ばし切るには「腕を真っ直ぐ!」よりも「左斜め前に伸ばしても良い」と思ってみると・・・どうでしょ、いつもよりスムーズでしょうか?


最近の研究では、雨の日に傘を刺すと傘も体の一部と脳が認識しているようです。先程指先を~と書きましたが、スライドのウォーターキイを遠くに持っていく、とやると更に良い結果が出るかもしれません。


僕はトロンボーン吹きではないので違いに気づき難いのですが普段からトロンボーンを吹かれている方は、何か違いに気付けるかもしれません。

もし良い結果が出たという方いましたら、コメントなりで報告頂けると嬉しいです。


ではでは

初めまして。
都内近辺でトランペットを吹いているtokuです。

このブログは主に
最近始めたアレクサンダーテクニークについて。
ネットや教則本、プロの方のお話を聞いて自分が良いと思ったトランペットの事。
を書いていこうと思っています。

参考になった、間違ってるよ、こういう考えもあるよ~などなどありましたらコメント頂けると嬉しいです。



最初の記事は、僕がレッスンを受けて思っているアレクサンダー・テクニークのやり方と、アレクサンダーを始めたての人がやりがちだなーと思った事について書きます。


本やネットに書かれているアレクサンダーのやり方は

やりたい事があったらそれをやるために
「頭を動けるようにしてあげて」
「それによって身体全部も動けるようにしてあげて」
「やりたい事をする」

だと思います。


既に実践してる人もいると思いますが、上手くいきましたか?上手く行った人もいれば、良く分からない・・・という人もいると思います。

良く分からない人は、何が分からないのか?

恐らく「どうすれば頭、身体全体を動けるようにしてあげられるのか?」だと思います。

そしてそういう人はたいてい頭を動かしたり、回したり、身体をくねくねさせたり・・・頭、身体が動ける事を実感しようと何らかのアクションをしがちです。

ですが…それはやりすぎのようです。

「首の関節、背骨、股関節、動いてるかな?こうかな?こう??」と僕もやってましたが、そうなると逆に身体が緊張してしまうとの事。

やりたいのは「頭が動けるようになる事」ではなく「楽器を演奏する事/またはそれ以外の何か」でしょう?と指摘されハッとします。

「でも、動けるようにしてあげられているか分からない・・・」と思うのは普通だと思います。20回以上レッスンを受けてみましたが、僕も分かりません。1年、2年とやってる人も分からないかもしれません。

でもそれで良い(らしい)のです。
ポイントは「思うだけで良い」だと思います。


「頭を動けるようにしてあげて」と心の中で思って「それによって身体全部も動けるようにしてあげて」と心の中で思って「やりたい事をする」文面で見ると本当に簡単ですが

実際やってる事は思う、意識するだけなので・・・・これもまた簡単・・・?

それでもやはり分からない!と思う事はあります。正直書いてて自分でも思います(笑)
でもレッスン受けると楽に楽しく出来るので良っか~という感じです。

アレクサンダー・テクニークはとーっても簡単!
と、バジルさんの本にも書いてありますが、読むだけでは体感は出来ません。やはりおススメは一度レッスンを受ける事だと思います。


ではでは