トランペットと他の金管楽器の違いは何だと思いますか?
マウスピースが小さい?←ホルンだって小さい。
マウスピースが浅い?←深いのもあります。
管が細い?←太いのだってあります。
かっこいい?←YES
どの楽器よりも?←YES!YES!
宇宙一かっこいい??←Exactly!!
答えは管の長さです。
(他にもあると思いますが)
適当に調べてみたところ
ホルンは3~3.7メートル
トロンボーンは2.7~3.8メートル
ユーフォは3~4?
テューバは10メートル?!
トランペットは1.3メートル
改めて思うと確かに短いな~
管の長さが違うと、倍音列が違うとか何かで
吹く時に必要なエネルギーが変わってくるそうです。
同じ音の跳躍でも、ホルンやトロンボーンに比べて大変だそうです。
長いとその距離の分息使うから大変~って思うけど??
グニャグニャしてるから適度な抵抗があるって事なのかな?
詳しい話は興味あるけど、今は調べるほどの興味でも無いので省略。
その結果、同じように吹いていくと
他の楽器はハイC、Dくらいまでなら出るけど
トランペットはその下のFくらいまでしか出ない。
顔を真っ赤にしても出ません、何かが足りないのです。
FからハイB♭、その上を出すには舌を上手く使わないといけないとの事。
舌を持ち上げて(シラブルをイにして)抵抗を作ってやって初めて
高音に必要な抵抗エネルギー(抵抗)が得られる→出る。
なのでトランペットの教則本は舌を意識した物が多いらしい。
(もちろん他の楽器の人は舌を使わなくても良い訳ではないです!)
という訳で高い音は「イー」、タンギングありで「ティー(Ti)」「ヒー(Hi)」と吹いてみましょう。
ハイB♭も「ドー」じゃなく「ティー!」「ヒー!」
ダブルタンギングなら「ティキティキ!(TiKi)」
高い音が出ない人は中低音から練習すると良いと思います。
ドソドソを「アーイーアーイー」(ア→イだと舌の高低差が分かり易いです)
ソドソド、ドミドミ、ミソミソ、(ソシ♭ソシ♭)、ソドソド
も全部「アイアイ」のシラブルで。
バジルさんに言われて「なるほどー」と思った事ですけどね。
曰く、トランペットはホルンに比べて「えいっ!」って吹いているそうです。
面白い話として、後輩のアルトサックス吹きの話。
「トランペットはFまでしか出ないんですよ・・・」と言ってました。
管の長さの話を聞いた後だったので
「まず低い音でドソドソやってみて、アイアイで」
と伝えるとぎこちなかったリップスラーがすんなりと。
「おお!アイアイだ!」と楽しそうに。
それで上の音にチャレンジしてもらったら・・・
ハイFまで出てました。