WHEN FARMER MET GRYCE | モペッド で 1マイル

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浮かんでは消える。消えるようで消えない。日々の思いは頭の中で、音楽のように流れていく・・・ような気がします。好きな音楽のことを中心に、そんな思いをちらほらメモ書きしてみようかな・・・てな感じです。

こちらはやや古い目の録音になるのかな。

「WHEN FARMER MET GRYCE」。

その名の通り、トランぺッターのアート・ファーマーと、

アルト・サックスのジジ・グライスの共同名義のアルバムです。

(1954,55録音。)

 

前半と後半でメンバーを変えてのクインテットによる録音。

とりわけ前半は、いい意味でプロって感じの録音なのではないかと。

安定感抜群で、それでいてアンサンブルは楽しくて、みたいな。

 

一方、後半はリーダー2人の演奏を前に感じる録音だったり。

 

まあ、どちらにしろ、ややこしいことは考えず、

シンプルにモダンジャズを楽しむといった趣でしょうか。

 

でも、そういうのもいいもんでしょ。

斬新とか強烈なものばかり求めて音楽を聴くわけでもないですから。

むしろ、「聴く回数」でいうと、そういうもののほうが、

多かったりもしてね。

 

なんだか、いい仕事を見させてもらったみたいな感覚にもなる一枚です。

その点、ジャケットの二人が握手する写真も、

そんな印象だったりして。

 

(「今日はよろしく」っぽいというか、「お疲れさんでした」ぽいというか。)

 

 

 

 

 

 

 

「WHEN FARMER MET GRYCE」(1954,55録音。)

 

ART FARMER(tp)

GIGI GRYCE(as)

 

HORACE SILVER(p)

PERCY HEATH(b)

KENNY CLARKE(ds)

 

FREDDIE REDD(p)

ADDISON FARMER(b)

ARTHUR TAYLOR(ds)